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AWSソリューションアーキテクト試験の記録

2023/11/01に公開

概要

  • 対策期間:1.5ヶ月
  • 受験料:8000円
    • AWS Certified Associate Challengeというキャンペーン期間だったので半額でした. 通常は1.5万円くらい
  • 試験について
    • 試験日は2回まで変更できる.ありがたい..
    • 130分で65問. 1問を最大2分で解く.
    • 合格ライン 720点/1000点 = 48問くらい正解すればいい
    • AWSが難易度調査に利用する問題も含まれていて、採点対象外(受験者からはどれが対象外かわからない)
    • 試験終了後5日以内に結果がわかる.早い.
    • 試験当日
      • 身分証を2種類持っていく.
      • パソコンでぽちぽち回答する.
      • メモ用のホワイトボード貸し出される.
  • 受験前のAWSへの理解
    • EC2, S3など主要なサービスを個人的に使ったことがある
    • 研究開発系だったのでRedshift, Athena, SageMaker, QuickSightなど分析系の機能は業務利用していた
  • 教材
    • 書籍
      • AWS認定資格 ソリューションアーキテクトアソシエイトの教科書: 合格へ導く虎の巻
        • https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0BCPNZ9GJ
        • 対象範囲のサービスを広く浅く解説 + 50問の演習問題付き
        • 試験と比べるとやや簡単なので、これ1冊では受からない印象.最初の1歩としては難しすぎずわかりやすい教材.
    • Udemy
      • 【SAA-C03版】AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験:短期突破講座(300問の演習問題)
        • https://www.udemy.com/course/aws-uoyc/
        • ハンズオンはなし. 出題率の高い分野から実践問題300問をひたすら解いていく.
        • 問題はやや難しめ. 解説が分かりずらいが、出題範囲と傾向を知る、過去問を入手する、という意味ではとても価値がある.
      • 【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
        • https://www.udemy.com/course/aws-associate/
        • ハンズオン. AWSサービスの基本的な使い方を解説している.
        • 試験対策という感じではないので、この教材だけでは受からない印象.AWSを実際に使ってみるハンズオンとしては良いと思う.短期突破講座と同じ人が解説しており、正直分かりずらい.
    • 無料Web問題集

対策の勘所

権限管理: IAM, Organizations

一番混乱するし出題率も高い.

  • 1アカウント内の権限管理
    • IAMポリシー
      • アイデンティティベース
      • リソースベース
    • IAMロール
    • IAMユーザー
    • IAMグループ
  • 複数アカウント内の権限管理
    • Service Control Policy
    • Organization Unit
  • S3のアクセス管理
    • ACL
    • バケットボリシー
    • IAMポリシー

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/reference_policies_evaluation-logic.html

この図が理解できれば多分大丈夫

トラフィック管理:VPC, セキュリティグループ, ACL, NAT

自分がネットワーク周りに詳しくなかったからかもしれないが、理解に時間がかかった.

  • VPC外のAWSサービスへの通信(S3とか)
    • VPCエンドポイント
      • インターフェース型 = AWS Private Link
        • DynamoDB以外で利用可
      • ゲートウェイ型
        • S3とDynamoDBで利用可
    • S3はVPC外なのでインターネット経由でアクセスするのが通常だが、VPCエンドポイントを使うことでコストを下げて通信できる
  • インターネットへの通信
    • NATゲートウェイはパブリックサブネットに置く.プライベートサブネットではないことに終盤まで気づかなかった
    • インターネットゲートウェイの置かれたサブネット = パブリックサブネット
  • トラフィック制限
    • セキュリティグループ
    • ACL: Access Control List

類似サービスをテーブル形式でまとめて比較するのは必須.

ストレージ・データベース系の比較軸を理解する

類似サービスが多い部分なので、比較軸を意識的に覚える

  • ストレージ系

    • S3
    • EBS
    • EFS
    • FSx
    • インスタンスストア
  • データベース系

    • RDS
    • RDS Aurora
    • DynamoDB
    • Redshift
  • キャッシュ系

    • Elastic Cache
    • DynamoDB Accelarator
  • 比較軸

    • 価格
      • S3が一番安い
    • スループット
      • EBSはIOPSが6.4万なので、数十万を超える場合はインスタンスストアを利用する
    • 整合性
      • 強い整合性と結果整合性
    • バックアップとリカバリー
      • ポイントインタイムリカバリー
      • バックアップの保持期間
    • マルチAZとマルチリージョン
    • 暗号化

サービスの配置場所: Region, VPC, AZ

  • S3はリージョンに配置する = VPC外
  • Lambdaは専用のVPCに配置される
    • 「VPCアクセス」有効化:プライベートサブネット内のAWSリソースにアクセスできるようになる一方、インターネットアクセスできなくなる。
    • 別にパブリックサブネットを作成し、そこにNATゲートウェイを配置すると、VPCアクセスを有効化した状態でもインターネットアクセスできる
  • EBSはAZに配置する = マルチAZにできない
  • Auroraは3つのAZに分散配置

といった具合に、どのサービスがどこに置けるのか、を一覧にしてくれるような解説が少ない.そのため引っかかりがち.

Well-Architecturedフレームワークの目的に沿ったサービス選択

システム設計をするようなユースケースを出題する問題で、どの特性を優先して設計するか条件が書いてある. どの条件の時はこのサービス!のようなパターンマッチを学習する必要がある.
設問例:「XXなシステムを設計したいと思っています。パフォーマンス効率を最大化するような構成はどれですか?」

  • 運用上の優秀性 = 運用コストが低い = サーバーレス
    • Lambda
    • RDS
  • セキュリティ
  • 信頼性 = システムが落ちない = 可用性がある
    • マルチAZ構成
    • クロスリージョンレプリケーション
    • SQSによる分散処理
    • フェイルオーバールーティング
  • パフォーマンス効率 = 無駄がない
    • AutoScaling
    • CloudFront
  • コスト最適化 = 安い
    • S3 < EBS < EFS
    • S3のストレージタイプ
    • EC2のインスタンスタイプ

問題文中にあるお決まりのフレーズを覚える

  • リアルタイムに
    • Kinesis系
  • データレイクとして
    • Redshift
  • 順番に処理したい
    • SQS FIFOキュー
  • 3つ以上のAZに
    • Aurora

オンプレミス・Windows関係は得点源になる

オンプレミス・Windows使わないから学習意欲が、、となるが、問題としては簡単なので得点源にしやすい

  • オンプレミスからAWSへの移行
    • Snowball系
    • Storage Gateway
    • Data Sync
  • WindowsからAWSへの移行
    • FSx For Windows

頻出ではなサービスも一言覚えておく

  • Resource Access Manager
    • AWSリソースを複数のAWSアカウントで共有できるサービス
    • EC2, VPC, Transit Gatewayなどを共有
  • Trusted Advisor
    • 利用者のAWS環境をAWSに蓄積されたベストプラクティスと照会することにより、推奨されるアクションのアドバイスを行うサービス
  • Comprehend
  • Transcribe
  • Translate

などなど.

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