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オフィスでのオンライン会議が変わる?Teamsの音声分離を試してみた

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大企業を中心に出社回帰が進む中、机でTeams会議...というシチュエーション、増えていませんか?オフィスに戻ってきたのは良いけれど、周りの話し声やキーボードを叩く音などが気になって、オンライン会議に集中できない、相手に自分の声がクリアに届いているか不安...。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人。自席でのTeams会議が増え、周囲のノイズ問題に頭を悩ませていました。そんな時、Zoomには少し前から使えたのですが、Microsoft Teamsに「音声分離」という機能が来ました。

Teamsの「音声分離」機能とは?

この機能は、Teams会議中にマイクが拾ってしまう他の人の話し声をAIが認識し、自分の声以外の音を抑制してくれるというものです。これにより、会議の相手には、自分の声だけがクリアに届く、自分自身も、不要なノイズに邪魔されず会議に集中できる(かもしれない)といった効果が期待できます。まさに、騒がしいオフィス環境でのオンライン会議の救世主となり得る機能です。

実際に試してみた感想

早速、音声分離機能をオンにして、実際にオフィスでTeams会議を行ってみました。といっても、こればっかりは文字では伝わらないので、動画にしてみました。

https://youtu.be/OlbkdI7mQT0

見ていただくと分かるように、想像以上にノイズがカットされることが分かります。

設定方法

音声分離機能を使うための設定はとても簡単です。Teams会議に参加する前に、Teamsアプリ右上の「...」(設定など)>「設定」>「認識」を開いて音声を登録するだけです。

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会議中は会議画面上部の「マイク」 >「ノイズ抑制」の項目を探します。
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音声分離するとCopilotも嬉しい!!

音声分離をすると嬉しいのは参加者だけではありません。Microsoft 365 Copilot によるAI議事録作成の際にも、効果を発揮します。音声が適切に認識されているとトランスクリプトの水準が向上し、より正確な議事録につながることが期待されます。

終わりに

今回試したTeamsの「音声分離」機能は、想像以上に周囲のノイズをカットしてくれ、オフィスでのオンライン会議の質を向上させる可能性を秘めた機能だと感じました。もちろん、完璧ではありませんが、特別な機材なしで、ソフトウェアの設定だけでこれだけの効果が得られるのは大きなメリットです。出社とリモートワークが混在するこれからの働き方において、こうしたツールを活用し、より快適なコミュニケーション環境を整えていくことが重要になりそうです。まだ試したことがない方は、ぜひ一度設定をオンにして、その効果を体感してみてください。

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