Closed3
Typescript製AIエージェントSDKであるmastraのライセンス「Elastic License 2.0 (ELv2)」について

mastraのライセンスの意図について分かったことを書き記しておく。
mastraのライセンスはElastic License 2.0(ELv2) であって、MITやApacheではない。その中でも気になった一文がこれ:
You may not provide the software to third parties as a hosted or managed service, where the service provides users with access to any substantial set of the features or functionality of the software.
ソフトウェアの機能または機能性の実質的なセットへのアクセスをユーザーに提供するホスト型またはマネージドサービスとして、第三者にソフトウェアを提供してはなりません。
つまりSaaSプロダクトにmastraは使えないの?というと実はそうではない。

こう見ると一見「SaaSプロダクトにおいてのmastraの利用を禁止する」と解釈できそうだが、実際にはそうではない。
実際に禁止しているのは 「第三者がmastraの運用を支援するサービスの提供」 であって、mastraを利用してサービスを提供するのは問題ない。
具体的にはこう:
mastraを使ってAI支援のプロダクトを提供している -> ⭕️
mastraの運用を支援するためのプロダクト(ホスティングサービスや、永続化の仕組み)を提供している->❌

結論:mastraを利用してサービス提供は問題ない。ただし運用支援サービスの提供は禁止
このスクラップは6ヶ月前にクローズされました