ジュニアエンジニアが「プロダクトマネジメントの全て」を読んで仕事を考える Part1
はじめに
私は現時点でエンジニア歴10ヶ月のジュニアエンジニアでして、目下「言われたものを作り切る」が目標レベルです。
それはそれで頑張ってるのですが、同時に「ある程度力がついてきたら、どういったキャリアを目指すのだろう?」と漠然と考えることも増えてきました。
考えが漠然とで固まらないのは、「そもそも具体的な仕事の内容が見えてないからだ」となり、技術面以外でも事業にまつわるあらゆるインプットをしてみようと思うに至りました。
手始めとして、タイトルが気になっていたプロダクトマネジメントの全てを読み進め、都度思うことを自分の整理のためにアウトプットしていこうと思います。
今回は本の内容の内、Part1について記載します。
書いてあったこと
Part1は「プロダクトの成功とは」、「PdMの役割」、「PdMの仕事とスキルの全体像」についての記載。
著書内におけるプロダクト自体の定義や、PdMが担う役割、プロダクトをフレームワークを用いて構造的に理解し、PdMに求められる6つの能力を説明している。
雑感
まずはシンプルに読み物として面白いな、という感想。
プロダクトとは、ほぼほぼ自分が「事業」という言葉で理解していた内容だった。「PdMはミニCEOと呼ばれる」という表現もしっくりくる。
ただ、あくまでPdMはプロダクトにしか責を追わない(人事や財務には責がない)のでもちろんCEOより役割は狭義なわけだが、そういう人を集める組織に過去自分がいたこともあったので「あの人たちは要はPdMだったのか」となった。
そして大体めちゃくちゃ凄い人たちだったので、PdMに求められる水準の高さをより理解した。
プロジェクトマネジメント(計画を引いて実現する)がプロダクトマネジメントの中の一部、という概念を理解していなかったのでそこを理解できてよかった。
言われてみればまあ、そうだよな、という感じ。
読んで仕事はどう変わる?
完璧に新しい概念と言うわけじゃないが、「自分のやってることがどこに位置してるのか」については一々確認するべきだなと思った。
自分が手を動かすのはプロダクトの中でかなり細分化されたHowの部分なわけだが、よく見落としがちな視点として「そもそもなぜ作るのか」がある。
ここがわかってないと作らなくていいものを作ったり、作るべきでないものを作ったり。
それはまさしくWhatやWhyを理解しておかなければならない、という話であり、これ自体はすぐにやるべき話だなと感じた。
幸いにも当面同じ大きめの事業に関わる予定のため、それほどのスピード感でWhatまでが変わるイメージはないので、一度フレームにそったプロダクトの全体像を整理しておいて、タスクをやる際に「何から派生したHowなのか」を始めに確認するという、やり方で良さそう。
ということでPart1を読んで起こす具体的なアクションとしては、関わってるプロダクトを構造的に理解し、実装始めに都度立ちかえるとなりました。
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