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【DevRel/Japan CONFERENCE 2023】Day2 参加レポ

2023/03/13に公開

DevRel/Japan CONFERENCE 2023 Day2の参加レポ。

https://devrel.tokyo/japan-2023/

https://devrel.connpass.com/event/264585/

2日間それぞれテーマが異なっている。Connpassのページより参照。

  • 3月10日 ビジネス・マーケティングデー
    開発者向けマーケティング、人事、経営、マネジメントといったビジネスに関するセッションを集めた日になります。金曜日、午後の開催予定となっています。

  • 3月11日 デベロッパー・コミュニティデー (この記事はこちら)
    開発者コミュニティ、エバンジェリスト・アドボケイト、プレゼンテーション、キャリアなど開発者やコミュニティに関するセッションを集めた日になります。土曜日開催予定となっています。

DevRel / コミュニティ運営について

  • 大きな熱量があるととても良い。必須ではないが、コアメンバーの熱量は運営に影響が大きいと思われる
  • 積極的な交流。情報交換。コミュニケーション達人がいると様々な点で回り始める
  • 自主性を育む。「やってみよう」の奨励とそれを盛り上げる仲間たち
  • 相互が活動することのインセンティブをつくる

DevRel の課題

  • 熱量が個人に依存しがち。一人のスーパースターは全体を大きく前に進めるが、そのスターが強力であればあるほど再現性は容易ではない
  • コロナ禍でオフラインが中心となった。徐々にオンラインに戻りつつあるが、元の状態に戻っていく傾向ではない
  • オフラインでは熱が途切れがち
  • これはおそらく、ちょっとした会話の誘発、非言語コミュニケーションによるやり取りが難しいことが考えられる
  • オンライン中心の状況でこの課題を解決するか、わざわざ手間なオフラインに参加するインセンティブを強めるか、対策の打ち方が今後の鍵になる

DevRel 体験、満足度を向上する工夫

  • 社外活動、社内活動、様々な形でみなさまが工夫されている
  • プレゼンテーション
    • 楽しく
    • わかりやすく
    • 多くの人が盛り上がるように
  • 社外活動
    • 繋がりの誘発
    • 非言語で多くの方の主体的なリアクションから、自身アウトプットが向上するポジティブ・フィードバックの醸造
    • 情報交換が盛んになり、個人ではなし得なかった新たなチャンスの獲得(海外登壇、コミュニティ運営など)
  • 社内活動
    • 会社における業務評価とDevRelの紐づけ
    • 社外ブランドイメージへの協力・認知向上
    • DevRel担当部署外への影響の波及
    • これらのサイクルが回ることにより、DevRel活動で得られる結果が業務と近くなる。閉塞的な環境から、開かれた環境へ

その他

  • 会社のブランディング、個人のインセンティブ、継続的なアウトプットがうまく言っている例はクラスメソッド様のブログ
  • オウンドメディアか外部メディアを利用するかなどは、本当会社様の運営による。ただし、複数のメディアでバラバラで運用したり、また

Day1 / Day2 参加しての総括

  • DevRel は完成してはいない (誰もが参加し、協力し、アイデアを出し合えるもの)
  • (DevRel Conだからというのはあるが)DevRelの必要性を理解している人は多い。これは逆に、我々一人だけで大きな問題の解決は容易ではなく、互いに協力し、状況に合わせて変化することの必要性を感じているからだと思う
  • DevRelは文字通り「Developer Relations」なので、ウェビナーや、ハンズオン、懇親会、などに限定せずより良い方法を模索し続けてもいいかもしれない
  • その上で、目的とゴールの設定は重要。もちろんなくても走れるが、最終的な執着ポイント(落とし所)はある程度早いタイミングで決めて置けるとよい
  • ゴール設定の必要性は、
    • 自分たちの活動で迷わないために
    • 自分たちの活動をまどわされないために(自分は何をしたいのか、何に向かっているのか)
    • 無尽蔵にあふれるアイデアで自分たちを潰さないために
    • 用法用量を守って楽しく健康な運営を行うために
  • ゴール設定の難しさは、
    • DevRelしたからと言って、直接のROI貢献などにつながらない場合がある
    • 周りはROI・売上の向上がない活動のメリットを見いだせない場合がある
    • DevRelには、マーケティングのリード獲得など、より売上貢献活動に近いものの誘惑がおおくある
    • 逆に、門戸を広げ過ぎると話題の発散に負けてしまう
  • インセンティブの必要性・難しさは、
    • ゴール設定の難しさの通り、直接的な売上に貢献する活動とは の活動である(場合が多い)
    • その前提で、活動を本業と結びつけることが難しい場合が多く、優先度は下がりがち
    • ゆえに本業・第一優先の活動と比較すると、各人による好みや状況に左右されることもある

普段の自分の活動も広くはDevRelに該当すると思っておりますので、皆様のプレゼンテーションから多くの学びがありました。
これからも自身の活動を改善するとともに、DevRel活動がより良いものとなるように頑張っていきたいと思いました

おまけ

  • リアルイベントは、カジュアルに話せるのがいいですね
  • 多くの方とお話出来たことがとても多くの気づきとなっております
  • これからもどうぞよろしくお願いします

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