はじめて技術記事を書くときはライトな記事(Lightning Article)がおすすめ
アウトプットのはじめかた
アウトプットの仕方は多様化したが技術記事ははじめるのが簡単
自分の作業メモや技術記事をブログやQiita、Zennなどにあげると誰かの役にたつことがあります。そういったことを続けて日々徳を積んでいると、転職や開発案件獲得をする際に技術力を証明でき有利とは聞きます。
また、例えばベンチャーで一人開発などをしていて相談できる相手がいないこともあって、自分はこうやっていると示すことでコミュニティーからフィードバックがもらえることもあるかもしれません。
Web2.0が2000年代に流行ってから時が流れ、アウトプットの仕方もポッドキャストやYouTubeなどより音声や視覚に訴える手段も増え相対的に記事の競合優位性は下がっているかもしれません。エンジニアTikTokerなんかも最近はいますね。
それでもリッチなアウトプットは作るのが大変だったり、勉強会での発表なんかだとタイミングを合わせないといけなかったり、最初にはじめるアウトプットの仕方として技術記事は入りのいいやり方のようには思います。
発表だとLT(ライトニングトーク)が入りがいい
Webサービスやゲーム開発に限らず、個人開発などでのよくある失敗パターンは完成しないことだと思います。YコンビネーターなどのアクセラレータープログラムではShip Early、イマイチでもはやく出すことを推奨しています。
妥協しないで作り込んでいって開発が長期化したものの、顧客の欲しかったものと自分の作ったものとの乖離が大きく、時間をかけた割には思ったようにならなかったことがままあるからですね。
スタートアップのビジネスの成功と個人のアウトプットにも似たところはあって、いきなり長大なアウトプットをして思ったような結果にならないことはしばしば起こりがちです。
そういった最初のアウトプットでの失敗しやすさを軽減するためかは不明ですが、勉強会やカンファレンスの発表なんかだとLT(Lightning Talk、ライトニングトーク)という枠が用意されていることがあります。普通の発表だと25~50分くらいのところ一人5分で稲妻が走る時間くらいの短い時間で発表するというものです。
どんなに内容が優れていても発表となるとあがりやすい人はいるもので、発表なれしていない人の入りとしてはいい気がします。
技術記事もライトな記事(Lightning Article)とかどうでしょう?
一方で技術記事となるとそういった初心者向けの入り口はどうでしょうか?名前がついた時が概念が産まれた(普及した)時と思っていますが、明示的にはそれほど示されていないようには思いました。
せっかく本人にとっては慣れていない中のアウトプットなのに、コミュニティの感覚とズレが多い大長編の記事を書いてしまうと時にはネガティブなフィードバックをもらってしまうこともあるかもしれません。そういった人のモチベがのってアウトプットが続けば、いずれ自分が困ったときに助けてくれる情報の総量が増えるので個人的には少し残念には思いました。
例えば自分はブログを書く前にX(Twitter)に心の叫びを書いておいてブログを書くときに流用することはよくあります。Zennにもスクラップ機能がありますね。いきなり技術記事を書く場合でも総論的な全部入りの記事よりも、特定の言語・ライブラリーのTipsだったり、狭い範囲で記事を書くほうが自分の感覚とコミュニティの感覚のズレの調整がしやすいのではないか。
なので個人的にははじめて/慣れていない段階で技術記事を書くときはライトな記事(Lightning Article)からはじめるのが良さそうに思います。
Discussion