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アクセシビリティチェックのためのVoiceOverを用いたWeb操作の基本

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目的

アクセシビリティに対応したコーディングを行うため、スクリーンリーダー(VoiceOver)の挙動を把握して検証と実装を行う必要がある。
経験上ガイドライン無しで操作を進めるのが難しいため、主要な使い方をまとめ初心者でも簡単にVoiceOverを使えるようにする。

VoiceOverの起動の仕方

  • デフォルトでは、VoiceOverはオフになっています
  • オンにするには、Command + F5 または Touch IDトリプルクリックを押します
  • オフにするには、起動状態でCommand + F5 または Touch IDトリプルクリックを押します

VoiceOverコマンドの基本

VoiceOverは基本的にVOキーと呼ばれるキーを押しながら他の操作キーを入力し操作します。

VOキー:デフォルトでは「Control」キーと「Option」キーを同時に押す。

主なコマンド一覧

操作内容 コマンド例(VO=Control+Option)
VoiceOverのオン/オフ Command + F5 または Touch IDトリプルクリック
ローターを表示 VO + U
次の項目に移動 VO + 右矢印
前の項目に移動 VO + 左矢印
次の見出しに移動 VO + Command + H
前の見出しに移動 VO + Command + Shift + H
次のランドマークに移動 VO + Command + N
前のランドマークに移動 VO + Command + Shift + N
次のリンクに移動 VO + Command + L
前のリンクに移動 VO + Command + Shift + L
読み上げを開始/停止 VO + A

基本的な使い方

VoiceOverを起動した後、読み上げたい部分をカーソルで選択し読み上げを開始(VO + A)キーを押すと読み上げられます。
その後は移動を使ったり、下記に記載するローターを使って目的の場所にジャンプしたりして読み上げを行います。

ローターの使い方

ローター(VO+U)を使うと、ランドマークや見出しなど、ページ内の重要な要素に素早くアクセスできます。
ローターを表示した後に、左右の矢印キーで目的の要素のナビゲーションに移動できます。

ランドマークナビゲーション

見出しのナビゲーション

参考

Apple公式 VoiceOverユーザガイド

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