LinuxでもVisual Studio Codeを使いたい
はじめに
はじめまして、Satomuraです。
ものぐさでLinuxではviかvimを使っていたのですが、
Linux環境を使うことが増えてきていつも使っているVSCodeを導入しました。
uname -a:
Linux kali 6.10.11-amd64 #1 SMP PREEMPT_DYNAMIC Kali 6.10.11-1kali1 (2024-09-26) x86_64 GNU/Linux
忙しい人のために
以下のコマンドをすべて実行することでインストールできます。
echo "code code/add-microsoft-repo boolean true" | sudo debconf-set-selections;
sudo apt-get install wget gpg
wget -qO- https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > packages.microsoft.gpg
sudo install -D -o root -g root -m 644 packages.microsoft.gpg /etc/apt/keyrings/packages.microsoft.gpg
echo "deb [arch=amd64,arm64,armhf signed-by=/etc/apt/keyrings/packages.microsoft.gpg] https://packages.microsoft.com/repos/code stable main" |sudo tee /etc/apt/sources.list.d/vscode.list > /dev/null
rm -f packages.microsoft.gpg;
sudo apt install apt-transport-https
sudo apt update
sudo apt install code # or code-insiders
Visual Studio Codeとは
VSCodeについての振り返りです。
Microsoftが開発しているWindows、Linux、macOSなどのクロスプラットフォームで使用できるOSSのエディタです。中身はAtomなどと同様にElectronで作成されています。そのため、Node.jsで拡張機能を作成できるため、好き勝手にカスタマイズしたい人向けのエディタといえます。また、VSCodiumというプライバシーにこだわる人向けの使用状況データやクラッシュレポートなどのテレメトリーデータを送信しないものも存在します。
インストール手順
1.マイクロソフトのリポジトリを追加
echo "code code/add-microsoft-repo boolean true" | sudo debconf-set-selections
2.wgetとgpgのインストール
ほとんどの方は、すでにインストールされていると思いますが、
ファイルのダウンロードするためのwgetと暗号化と署名のためのgpgをインストールします。
sudo apt-get install wget gpg
3.公開鍵の保存
Microsoftの公開鍵をダウンロードして、gpgでバイナリに変換してpackages.microsoft.gpgというファイル名で保存します。この鍵は、リポジトリからダウンロードするパッケージの検証するために使用されます。
wget -qO- https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > packages.microsoft.gpg
4.APTへ公開鍵の追加
ダウンロードした公開鍵ファイルをシステムの適切なディレクトリにインストールします。これにより、APTがこの鍵を使用してパッケージの署名を検証できるようになります。
sudo install -D -o root -g root -m 644 packages.microsoft.gpg /etc/apt/keyrings/packages.microsoft.gpg
5.aptのリストにVSCodeの追加
apt installでVSCodeをインストールできるようにMicrosoftのVisual Studio CodeリポジトリをAPTのソースリストに追加します。
echo "deb [arch=amd64,arm64,armhf signed-by=/etc/apt/keyrings/packages.microsoft.gpg] https://packages.microsoft.com/repos/code stable main" |sudo tee /etc/apt/sources.list.d/vscode.list > /dev/null
6.後片付け
不要になった公開鍵ファイルを削除します。
rm -f packages.microsoft.gpg
7.VSCodeのインストール
sudo apt install apt-transport-https
sudo apt update
sudo apt install code
まとめ
debファイルをダウンロードしてdpkg -i で一瞬で終わりますよね。これ
GPGとかリポジトリあたりの理解が浅いなと感じました。
参考
公式URL
Wikipedia VSCode(github) 拡張機能の作り方(マイクロソフト公式) vscodiumについてインストールの方法について(マイクロソフト公式)
GPGって何?
apt リポジトリの使用方法と追加の危険性
Discussion
突然のコメント失礼します。Linux環境にVSCodeを導入する手順がとてもわかりやすいです。特に、GPGやリポジトリの設定に不安を感じる方にも、この記事があれば安心ですね。
最近、私が使っている「EchoAPI」というAPIテストツールも、Linux環境での開発を支援してくれます。このツールはオフラインでも動作し、VS Codeと簡単に統合できるので、開発とテストをスムーズに進めることができます。