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JAWS-UGのハンズオンでWorkshopStudioを利用するまで
JAWS-UG@富山の運営をしているhikaruworldです。
今回、JAWS-UGコミュニティで初めて Workshop Studio を使ったハンズオンを実施しました。
その際の注意点やノウハウを、備忘も兼ねてまとめました。
※主にイベント開催者向けの情報です
※2025年5月時点の内容であり、今後変更される可能性があります
Workshop Studioとは
AWSが提供する、IAMやリソース初期設定済みの限定的ワークショップ用AWS環境です。
JP Contents Hubに登録されている様々なコンテンツを体験可能です。
メリット
- クレジットカード登録不要
- 短期間の使い捨て環境で、コストを気にせず利用可能
- ワークショップの内容はすべて日本語にローカライズされている
デメリット
- 開催前にAWSとイベントコード発行の調整が必要
- 利用可能期間に制限あり(最大72時間)
- 利用可能な機能はカタログに準拠(独自構成は不可)
開催側は事前準備が必要ですが、参加者は Builder ID さえあればすぐ参加できるのが大きな魅力です。
これまでJAWS-UGコミュニティでは利用できませんでしたが、今回実験的に利用可能になりました!
Workshop Studio導入の流れ
AWSと事前調整しながら進める必要があります。
試行錯誤の結果、以下の流れがベターだと感じたため共有しておきます。
最低でも1か月、理想は2ヶ月前には準備開始を!
- 開催日時・参加人数・リハーサル日を決める
- AWSに事前相談・了承を得る
- Connpassページを作成(※募集はまだしない)
-
Workshop Studio利用申請フォーム から申請
- 1と3の内容が必要
- 参加人数は実際に近づける
- リハーサル実施は強く推奨(ただし必要最低限の人数で)
- 承認後、以下URLが発行される
- 参加者向け利用申請フォーム --- WorkShopに参加するメンバー個々に登録が必要なフォーム
- Workshop向けリハーサル用URL --- 運営が事前に確認するためのURL(申請した場合)
- Workshop向け本番URL --- 参加者がWorkShop本番で参加するために必要なURL
- Connpassのアンケート設定を行う
- Builder IDを保持していることを確認
- Builder IDメールアドレスの入力
- 参加者向け利用申請フォームの案内
- Connpass参加者向け案内に 参加者向け利用申請フォーム を記載
- Connpassイベントで募集開始
- AWSに参加者向け利用申請フォーム の申込状況を随時確認
- イベント1か月前に参加者が 参加者向け利用申請フォーム に申し込み漏れてないかリマインダ
(Connpass申し込み時に事前に必要な情報を収集できるようにしておくのが大切)
当日までの準備
- Builder ID登録支援のため、事前にZoom準備会を開催すると安心
(Connpassのサブイベントなどを活用すると楽かも) - [最重要] Workshopに参加する人は、 参加者向け利用申請フォーム を利用して自分自身で登録してもらう必要がある(これを忘れると何もできないので注意)
- 講師は Workshop Studio環境でのリハーサル を強く推奨。
(権限が制限されているのでできないことは色々ある)
当日の流れ
- イベント開始直前に 本番用Workshop参加URL をConnpassで共有
注意事項・トラブル事例
⚠ 利用時間制限
- 最大72時間
- イベント直前から環境を有効化することで、イベント後に個々人で復習も可能
⚠ 複数Workshop開催時
- 各Workshopで異なるURLが発行される
→ 利用申請フォームは1つにまとめ可能 - セッション切り替え時、以下の事象が発生することがあります
-
参加者がWorkshop Studioに入れない
→ 対処法:- 画面のキャンセルボタンを押す
- シークレットウィンドウから再ログインする
-
参加者がWorkshop Studioに入れない
最後に
Workshop Studioは 非常に便利なハンズオン環境です。
ただし制限事項もあるため、講師は手元に完成版環境を準備しておくと安心です。
JAWS-UG富山の運営メンバーの皆さま、そして、素晴らしいサービスを無償でコミュニティ向けに提供してくださっているAWSの皆様に感謝!
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