【AppStream 2.0】Display Nameという謎パラメータ
業務でAppStream 2.0を使用する機会があったのですが、
「スタック」「フリート」「Image Builder」というリソースの構築時、[Name]というパラメータとは別に[Display Name]というパラメータがあったためどこで使用されているか調べてみました。
前提
AppStream 2.0とは
クラウド上のアプリケーションをクライアントデバイスに配信するフルマネージドサービス。
WorkSpacesと似ている部分もありますが、違いと概要については以下のサイトがわかりやすいです。
初心者向けAWS AppStream 2.0入門
また、「スタック」「フリート」「Image Builder」については下記のBlack Beltの資料8ページに各用語の説明が端的にまとまっています。
AWS Black Belt Online Seminar - Amazon AppStream 2.0
調査結果
[Name]
→リソースを一意に識別するパラメータ。コンソール上に表示される。
スタック構築時の[Display Name]
→AppStream 2.0にログインした後、ユーザーに割り当てられたスタックがカタログとして表示される際のパラメータ。コンソール上に表示される。
※カタログは1ユーザーに紐づくスタックが2つ以上の時に表示される
フリート構築時の[Display Name]
→AWS-CLIでのdescribe-fleetsのようなAPI実行の際のアウトプットとして出力されるが、サービス利用上は特に使われていない。コンソール上にも表示される。
ImageBuilder構築時の[Display Name]
→AWS-CLIでのdescribe-fleetsのようなAPI実行の際のアウトプットとして出力されるが、サービス利用上は特に使われていない。構築時には設定するが、構築後のコンソール上には表示されない。
あとがき
調査したところ、スタック以外の[Display Name]についてサービス利用上は特に使用されないパラメータであることが分かりました。
構築時にはひとまず[Name]という同じ値を入れておけばよいと思いますが、ややこしいので特に使用されないのであればパラメータから外してほしい...
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