Ubuntu20.04でQuartus Prime Lite Editionを使う
始めに
皆さんこんにちは, higashiです.
今回はUbuntu20.04でのQuartus Prime Lite Edition環境構築についてやって行きます.
経緯
講義でカメレオンAVRというボードを使用しています.
学校推奨はWindowsだったのですがメインOSがLinuxな都合上このためだけにWindowsを開きたくありませんでした.
というわけでUbuntu20.04上で環境構築をしようという感じです.
環境
私の環境は以下のようになっています.
- OS: Ubuntu 20.04
- Quartusのバージョン: Quartus Prime Lite Edition v20.1.1
Quartus Primeのインストールについて
まずは公式のダウンロードセンターからインストーラーをダウンロードします.
次にダウンロードしてきたtarファイルを解凍しましょう.
$ mkdir quartus
$ mv ./Quartus-lite-20.1.1.720-linux.tar ./quartus
$ cd quartus
$ tar -xvf ./Quartus-lite-20.1.1.720-linux.tar
解凍後, ディレクトリに展開されたsetup.sh
を実行します.
$ sh ./setup.sh
USB-Blasterの設定
Quartus Prime Lite Editionがインストールできましたがこのままでは動きません.
Quartusのprogrammerを開いてそこからHardware Settingsを選択しましょう.
この状態でもUSB-Blaster variantが選択できますが, 本来ではUSB-Blasterを選択する必要があります.
ということでUSB-Blasterの設定をしましょう.
Arch Wikiに詳しく乗っているので従いながら設定を進めます.
Arch Wiki USB-Blaster
まずは新しいudevルールを作成します.
/etc/udev/rules.d/51-altera-usb-blaster.rules
に以下の設定を書き込みます.
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="09fb", ATTR{idProduct}=="6001", MODE="0666"
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="09fb", ATTR{idProduct}=="6002", MODE="0666"
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="09fb", ATTR{idProduct}=="6003", MODE="0666"
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="09fb", ATTR{idProduct}=="6010", MODE="0666"
SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="09fb", ATTR{idProduct}=="6810", MODE="0666"
次に以下のコマンドでファイルをリロードします.
このときデバイスはPCから切断してください.
私の環境では管理者権限で実行する必要がありました.
$ sudo udevadm control --reload
コマンド実行後, PCを再起動してください.
では再びHardware Settingsを見てみましょう.
今度はUSB-Blaster variantではなくUSB-Blasterが表示されていることが確認できると思います.
この状態で書き込みをしてみましょう.
先程はできなかった書き込みができたと思います.
USB-Blasterに関する注意点
USB-Blasterの設定なのですが, 一度行えばいいというわけではなく, 同じ型番でも違うボードに接続する際はやり直しが必要になります.
やり直しと言っても
`udevadm control --reload` を実行
↓
PCを再起動
で大丈夫です.
もし「型番が同じ違うボードに接続したら書き込みができなくなった!」という方はお試しください.
まとめ
Arch Wiki最高!
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