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[VIM3] OSのインストール手順

2022/10/04に公開約2,400字

1. はじめに

VIM3 Proは初期状態ではeMMC (32GB) にAndroid Pieがインストールされています。この状態は何かあった時の保険としてそのまま残しておき、SDカード (TF Card) にインストールした OS を起動させる方法についてまとめています。

今回はインストールするOSとして、Ubuntu 18.04 (Desktop版) を選択しました。

2. ブートモード

VIM3はいくつかのブートモードを持っており、おそらく本当の初期はSoC内部のMask-ROMで起動し、必要最低限のH/Wの初期化を行った後、以下のフローに従い、ブートすると思われます。

NAND Bootも記載がありますが、VIM3のボードにはデバイスが搭載されていないという認識のため、実質利用不可です。

Amlogic A311D DatasheetのP.105ページから抜粋↓

ということで、ユーザはブート用のストレージとして以下のデバイスを利用可能です。

  • SPI Flash (16MB)
  • eMMC (32GB)
  • SD Card (8GB 〜 )

3. Ubuntu 18.04 のインストール

今回はUbuntu 18.04を選択しますが、Androidのイメージも公式サイトからダウンロード可能です。

3–1. Ubuntu Desktop OSイメージの取得

https://docs.khadas.com/vim3/FirmwareUbuntu.html にいくつかのバリエーションがありますが、今回はデスクトップ利用できるVIM3_Ubuntu-xfce-bionic_Linux-4.9_arm64_EMMC_V20191231を利用します。

まず、上記ファイル (.7zファイル)をダウンロードします。

3–2. SDカードへイメージを書き込む

ダウンロードが完了したら、その7zファイルを解凍します。解凍すると、.imgファイルが存在するはずです。このファイルにはU-BootやLinux Kernel, Userlandのrootfsなどが全て含まれていますので、これをそのままSDカードに書き込みます。

Linuxの場合はddコマンド等を利用して書き込みも可能ですが、今回はbalenaEtcherという書き込みツールを利用した方が簡単で間違いがありませんので、この方法を紹介します。

まず、https://www.balena.io/etcher/ から自身のOS環境に合わせて適切なインストーラをダウンロードしてインストールします。

インストール完了後、balenaEtcherを立ち上げ、SDカードをPCに挿します。balenaEtcherのSelect Imageの項目で、ダウンロード&解凍したimgファイル(VIM3_Ubuntu-xfce-bionic_Linux-4.9_arm64_SD-USB_V20191231.img) を選択します。

SDカードはPCに挿せば、balenaEtcherが自動認識してくれると思いますが、間違っていたら適切なデバイスを自分で選択し、最後にFlash!ボタンを押します。

  1. Upgradeモードに入る
    次に、VIM3ボードをUpgradeモードに入れます。方法としては、
  • Androidのシステムメニューからやる方法
  • VIM3ボードの物理ボタンを操作して入れる方法
    の2通りがあります。元ネタ情報としては少し分かり辛いですが、公式サイトに情報があります。今回は2つ目の物理ボタンを利用する方法を紹介します。

まず、Ubuntu OSを書き込んだSDカードをVIM3ボードに挿入し、Powerボタンを押し、その押したままの状態でリセットボタンをON->OFFします。その後も2〜3秒ほどPowerボタンを押したままにして、その後Powerボタンを話すと、SDカードからのブートモードに切り替わります。

この状態では、常にSDカードブートを行いますが、SDカードを挿していない状態つまり、SDカードブート失敗した場合には、デフォルトのeMMCからのブートになります。

5. Ubuntu 18.04 Desktop

デスクトップマネージャーはxfceです。ユーザアカウントはkhadas, パスワードはkhadasです。

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