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NVIDIA Jetson Orin Nano 開発者キット: 開封&セットアップ編

2023/04/21に公開

はじめに

NVIDIA Jetson Orin Nano Developer Kitが届いたので書いていきます。価格は76,780円(税込み)で 菱洋エレクトロの通販サイトから購入しました(個人でも購入可能です)。

最初に使った感想は、「FANがとても静かだった」です(笑

スペック

SoCモジュール

搭載されているのは、Jetson Orin Nano 8GB モジュール (メモリがLPDDR5 8GB)です。個人ユースなら十分過ぎるスペックですね(何に使う?)。

コンポーネント スペック
CPU Arm Cortex-A78AE v8.2 6-core
GPU 1023-core NVIDIA Ampere architecture GPU with 32 Tensor Cores
DRAM 8GB 128-bit LPDDR5
VideoOut Display Port 1ch
USB USB 3.2 Gen2 Type A x 4, USB Type-C UFP
SDカード microSDカードスロット
ネットワーク 802.11ac WLAN, Gigabit Ethernet
Bluetooth 5.0
カメラ MIPI CSI-2 22-pin x 2
外部ピン 40ピン(UART, SPI, I2S, I2C, PWM, GPIO)
電源 DC Jack

ボードのブロック図

From Jetson Orin Nano Developer Kit Carrier Board Specification

開封の儀

ACアダプタが同梱されている分、Jetson Nano 開発者キットの箱よりも一回り以上大きいです。

観音開きの箱を開けてみます。

ACコンセントが3ピンなので、家庭だと3->2ピン変換が必要かもしれません。

ボード本体

ボート本体(裏面)

セットアップ

Jetson Orin Nano Developer Kit Getting Started Guideに従ってやっていきます。なお、マイクロSDカードは同梱されていないので自分で用意が必要です。

JetPack SDKをダウンロード

JetPack 6.0をダウンロードします。ちょっと分かり辛いですが、SD Card Image Method > JETSON Orin Nano DEVELOPER KIT をクリックします。

ダウンロードしたイメージをSDカードに書き込む

Windows/Linux/MacOS全てサポートしているetcherを使ったダウンロードが楽です。

ダウンロードした、JP511-orin-nano-sd-card-image.zipを選択し、目的のマイクロSDカードが選択されていることを確認した上で、"Flash!"ボタンを押します。

SDカードをボードに挿す

場所が分かり辛くて差し辛いですが。

画面に従って設定を進める

AC接続後、ディスプレイにはNVIDIAのロゴが表示されるはずです。

その後、Ubuntuが立ち上がり最初にEULA (ライセンス許諾)をチェックし、その後の設定をポチポチ進めていきます。

設定完了後

設定が完了すればさああとはご自由にという画面に!

CPU/GPU/DRAMなどのSoCハードウェアに関する情報は Jetson Power GUIで確認することが出来ます。

シリアルコンソール(UART)を使う

USB-シリアルアダプタが必要ですが、これを持っているとシリアルコンソールにアクセス可能です。

Button Header (J14) の Pin#3 (UART2_RXD), Pin#4 (UART2_TXD), Pin#11 (GND) をUSBシリアルの対応するピント接続しましょう。

From Jetson Orin Nano Developer Kit Carrier Board Specification

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