Open5
YAMAHAルータ RTX への L2TP/IPSec 接続
Apple 製品 と Windows の違い (クライアント側)
Apple製品(iPhone と MacOS )は、デフォルトでNATトラバーサル可能となってる
Windows10/11 はレジストリ設定をいれないと対応しない
iPhoneでつながってもWin11でつながらないときは、この点を見直すと良い
Windows の NATトラバーサル設定
レジストリ設定
公式
BUFFALOツール
このようなツール提供もあるみたい (未検証)
そもそもL2TP
L2TP (Layer Two Tunneling Protocol)
- トンネリングプロトコル (暗号化機能は持たない)
- 暗号化機能を IPSec で提供
- RTX は リモートアクセスVPNのサーバーとして動作。クライアントとしては動作しない。またLAN間接続にも使えない
- 複数のL2TPクライアントから接続を受け付ける場合には、IPsec事前共有鍵が統一されている必要があり (GUIで設定すると、確かに1つしか設定できない)
...
L2TPコネクションの待ち受けにはUDPの1701番ポートが使用されます
...
そもそも NATトラバーサル
NATの内側でIPsecを利用するときに生じる制約や運用の難しさを改善
- IPSec の ESPパケットを UDP でカプセル化する
- 上記により、ESPパケットを特別扱い不要になる
YAMAHAさんの仕様
Win11 クライアントの設定
参考1 : CLI
参考2 : GUI
トラブルシューティング
ルータ側 コマンド
- show status pp anonymous
- show status l2tp
ルータ側ログ (1)
クライアントからのVPN接続時に、次のログは出力されるが認証に進まない。
=> 私のケースでは、クライアント側のNATトラバーサル設定が出来てなかったので、それを行う事で解消しました
202x/mm/dd 16:39:04: [IKE] initiate info exchange (notification)
202x/mm/dd 16:39:04: [IKE] respond IPsec phase to 111.222.333.xxx