[アジャイル開発]デイリースクラムについて👀
『スクラムブートキャンプ』を読んで気になった部分であったり、つらつらと考えたことについてまとめてみようと思います。
以下、そのまとめです。
デイリースクラム要点
- デイリースクラムとはいわゆる朝会のこと
- 絶対に朝にやらないといけない訳ではない
- 報告形式は『昨日やったこと』『今日やること』『困っていること』の3パターン
- いつも同じ時間で同じ場所、それを毎日開催すること
- 時間は15分程度で、この時間を超過してはいけない
- 時間きっちりで終わらせるために、超過しそうな内容、またはその解決はデイリースクラムが終わったら行うこと
- その際は関係者のみ集まること
- この会は開発チームが主催して回すこと
- スクラムマスターは最初は参加するが、開発チームにバトンタッチをしていく(開発チームが自分達で回していくためのサポートは行う)
- スクラムチーム以外の人が参加する場合はデイリースクラムの邪魔をしないように配慮をすること
デイリースクラムはスクラムゴールの達成のために行われる小さな計画会のようなもの。
趣旨としては開発上で困っていること、
それがどんなに小さなことでも抱えていないか毎日確認しあい、
必要があればタスクを見直して再計画を行う。
これを検査と呼ぶ。
アジャイル開発ではこれを重要視しており、
この積み重ねによりスプリントを安全に回し、
数スプリント先のことやもっと未来のことを予想しやすいようにする。
進捗報告そのものに主眼が置かれている訳ではないが、
それをおざなりにしている訳ではない。
むしろそれを包み隠さず共有しあい、
それをチームでフォローアップするようにする。
検査を重視しているのもこのためである。
その意味では心理的安全性は必要だろう。
WBSによる計画とのズレの視覚化と是正措置の考案をより早期に、かつ毎日実施している、とイメージすると分かりやすいかも知れない。
ただしあくまでも目的はスクラムゴールの達成にあるので、
進捗報告に傾き過ぎているのであれば軌道修正が必要。
進捗がより良くなるためにも、現在地を正しく認識して先々のことを見通しやすくするためにも会議体の目的は見失わず、オープンでフラットに進めることが大切だと思われる。
ただその肝心の困り事が出てこない場合がある。
困り事を聞いても『特に無いです』となる時やそれが続いている時がそうだ。
その際は深掘りが必要。
今抱えているタスクに関してそれがあとどれくらいかかりそうなのか、それが終わったら次になにをするのかなどをヒアリングしてみたり、
または何か具体例を出してみて困ったことがないかを引き出すなど、
こちらからアクションをすることも心掛けることもまた必要。