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E2EテストをAIで効率化!TestSpriteを試してみた

2025/02/24に公開

背景

E2Eテストは保守が大変で、多くの試験項目をこなすのが難しいという課題があります。
AIを用いた業務効率化が盛んな中Google検索するとAIを利用したテストツールが見つかりますが、申し込みが必要なものが多く、手軽に試せるサービスを探していました。
そんな時に米企業のTestSprite Inc.がTestSprite1.0を2025年1月8日にリリースしたとの情報をProduct Huntで目にしたので実際に試してみました。

競合

市場には、以下のような競合ツールも存在します。

動作

さっそく試していきましょう!

テスト名の入力

テスト名を入力します。

フロントエンドの情報を入力

フロントエンドのエンドポイント情報を入力します。
認証を必要とするアプリの場合は認証情報を入力します。
※現時点でBasic認証や多要素認証には対応していなさそうです。

テスト項目の提案

テスト用の3ページのみのWebアプリで2~3分かかりました。
今回は提案のあった5項目をすべて試験することにしました。

テスト完了

完了すると、次のようなページが表示されます(すべてPASS)。
証跡を動画として残してくれる点は、評価ポイントが高いです。
※右側にチャット欄もありますが、QA機能は未実装でした。

レポートを表示

最後にレポートを表示してくれます。
今回は、より詳細なユーザーインタラクションのテストや負荷テストの実施が推奨されました。

感想

AIによる業務効率化が現場に求められる中でAI関連サービスが次々にリリースされることは喜ばしいことです。また、初期段階でこのレベルの高さには驚きました。
ただ、導入にはIP制限や多要素認証などの制約がありそうです。
今後、認証対応やエンタープライズ向け機能の強化が進めば、企業導入のハードルが下がるでしょう。今後のアップデートに期待です!

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