基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の合格体験記
次回は高度試験を受けたいので、参考にするために、自分がどのように勉強したのか振り返りまとめたいと思います。
また、同じような境遇の方の参考になれば幸いです。
試験の概要は以下の公式から
Who are you?
- 大学では文系でした
- 異業種から2021年4月にwebエンジニアになって2年目の人間です
- 現在はPHPを書いています
- IT系の資格取得が基本情報技術者試験が初めてでした
- 2021年の11月頃に基本情報技術者試験を受けてぎりぎり合格しました
- 2022年の10月に応用情報技術者試験を受けてぎりぎり合格しました
所感
- 基本の勉強法は過去問の回答をひたすら調べながら解いていく
- 過去問道場はすごい
- しっかり理解するぞというよりは普通に試験対策・試験勉強が必要
- 試験範囲が広いため
- 問題数が多いので基本的に時間との戦い(=ある程度の慣れが必要)
- その中で気になったことがあれば掘り下げたら良い
- 午後問題はいけそうな問題を見つける&解けそうな問題を見つけたら、切り替えて取り掛かれるような対策が必要
勉強の中でどういうことが身についたか
基本情報技術者はPMと話するときに分からない単語が減ったのでその点で良かったです。
応用情報技術者はデータベースを午後の選択問題の得点源にしたかったので、改めてProgateをやったりしてSQLについて勉強するいいきっかけになりました。
実務で複雑なクエリを考える時やデバックなどで、現在も勉強したことが役に立っています。
資格勉強全般に言えることだと思いますが、今はとにかく大量にインプットして点を打ってるような状態だろうなと思います。
資格を取ったからといって、すぐにエンジニアとしてレベルアップする訳ではなく、実務経験を積むうちにこれらの点が繋がって線になってレベルアップするんだろうなと感じます。
基本情報技術者試験
合格時の得点
午前:62.5点
午後:69点
(選択内訳:情報セキュリティ・データベース・ソフトウェア設計・データ構造及びアルゴリズム・ソフトウェア開発(表計算))
教材・参考書
本として購入したのは2冊でした。
午前問題
試験の3ヶ月ほど前から意気込んで、キタミ式を買い、読み始めました。
1〜2ヶ月前に初めて過去問道場で午前の過去問を解き、撃沈しました。
キタミ式では自分は読んで分かった気になっていましたが、実際には理解が進まなかったようです。
ここで、「本を一通り読んでから理解しよう」とするのではなく、
「問題を解きながら、分からないところを調べていけばいいんだ」と気付きました。
読んでみて分からない用語もありますが、あればそれから調べます。
答えの用語も分からなければそれも調べます。
実際にやってみて、ググった方が詳しい&分かりやすい解説もあると感じたので、そちらの方法に切り替え。
結局、キタミ式は半分くらいまでしか読みませんでした。
上記のやり方で注意したこととして、1つのことを調べる際に、参考サイトを複数読むようにしていました。
その中でも、体系的にわかるようなサイトは重点的に読んでいました。
そこからは、ひたすら過去問道場をしていました。
キタミ式は、基本情報技術者の試験勉強で調べると、必ず出てくるほど有名な書籍なので、合う人も多いと思います。
一度本屋などで中身を見てから、購入するのが良いかと思います。
午後問題
午後問題は試験まで残り1ヶ月くらいというところで、上記テキストをしました。
過去問道場もありますが、本番では紙で記入しますので、書籍で買って本番のイメージを掴めるようにと思って購入しました。
基本情報の午後問題のソフトウェア開発の言語は、
業務でやったことある言語が選択になかったのと、転職したばかりで自信がなかったので、表計算にしました。
結果的にそうして良かったと思います。
当日
勉強時間をギリギリまで確保したく、午前と午後を同じ日に受けました。
(同日試験を受けた人では、そのスケジュールを組んでいたのは自分だけでした)
応用情報技術者試験では午前・午後は通しで受験なので、意図せず応用情報の練習のようになりました。
午前問題はすぐわかるものをどんどん解いていき、とりあえず最後の問題まで進み、
微妙なものや分からないものを後からじっくり考えるようにしました。
午後問題は、必須問題とソフトウェア開発(表計算)は選択することを決めていましたが、他は決めておらず、
全部の問題を一通り読み、解けそうな大問を選択する方法で挑みました。
応用情報技術者試験
合格時の得点
午前:66.25点
午後:65点
(選択内訳:情報セキュリティ・データベース・組込みシステム開発・情報システム開発・システム監査)
教材・参考書
勉強を始めたのは試験の2ヶ月程前だったと思います。
午前問題
主な勉強方法としては、基本情報の時と同じです。
過去問道場で問題を解きながら、分からないところをググって調べるを繰り返しました。
基本情報の午前試験と試験の内容はかなり近いので、「そういえばこんなのあったな」というような感じで思い出しながらになりました。
基本情報技術者→応用情報技術者の順で受けるのは、勉強へのハードルを考えると色々とやりやすいかと思います。
合計で10回以上はやったと思います
午後問題
過去問題集を購入しました。
午前・午後セットになっていましたが、午前は過去問道場で勉強していたので、午後問題を紙でやってみるために、やっていました。
過去問の選択、どの分野の問題を得点源にするかをある程度決めておくのが良いかなと思います。
過去問を何回かすると気づくかと思いますが、回によって各大問の難易度は、かなりばらつきます。
なので、7〜8個ほど分野を決めておいて、当日には、全部の問題を一通り読み、難易度を見てから選択するのが良いです。
自分が選択しようとしていたのは以下です
- 情報セキュリティ(必須)
- 経営戦略
- データベース
- 情報システム開発
- プロジェクトマネジメント or サービスマネジメント
- システム監査
過去問以外で対策した内容について以下で紹介します。
データベース
あまりにもSQLが分からなさすぎて、Progateからやりました。
試験の問題はもう少し複雑だったりしますが、基礎を勉強する上で、とても良かったです。
情報セキュリティ
近年話題のものも出る、と聞いたので、試験直前にはIPAから出ている
「情報セキュリティ10大脅威」のパンフレットを読みました。
PDFで分かりやすくまとめられており、エンジニアの人でなくてもとっつきやすいと思います。
この時の試験に関連ワードが出たかというとあんまり…でした
ですが、当たる年があれば効果を発揮すると思いますので、読んでおいて損はしないかなと思いました。
当日
基本情報の試験の時と同じです。
午前問題はすぐわかるものをどんどん解いていき、とりあえず最後の問題まで進み、
微妙なものや分からないものを後からじっくり考えるようにしました。
午後問題は、上記のように選択する問題をある程度、決めていましたが、
一通り問題文を読んでみると、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントが難しく、経営戦略は簿記っぽい計算が出ており、諦めました。
組込みシステム開発が今回解けそうだな、と思ったのでそちらに切り替えました。
おわりに
あくまでも自分の勉強法ですが、参考になれば幸いです。
受験される方が、無事に合格されることを祈っています。
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