TeraTermとお別れした。次世代ターミナルWarpが最高すぎた【Windows】
はじめに
ずっとTeraTermを使ってたんですが、思い切ってWarp Terminalに乗り換えてみたら、もう戻れないレベルで快適になりました。
この記事では、実際に使ってみて「これは良い!」と思った機能を紹介します。
ちなみに、まだAI機能やWorkflow機能は使いこなせてないんですが、基本機能だけでもTeraTermとは比べ物にならないくらい便利です。
Warpって何?
WarpはRust製の次世代ターミナルです。AI機能や優れた補完機能、モダンなUIなど、開発者向けの便利機能が盛りだくさんです。
公式サイト: https://www.warp.dev/
インストール方法
インストールはとても簡単です。
1. 公式サイトからダウンロード
https://www.warp.dev/ にアクセスして、Windows版をダウンロード。

2. インストーラーを実行
ダウンロードしたインストーラーを実行して、画面の指示に従うだけ。
3. 初回起動とアカウント作成
初回起動時にアカウント作成を求められるので、GitHubアカウントなどでサインアップします。これだけで完了です。
TeraTermから乗り換えて良くなったこと
1. SSH接続管理がかなり楽になった
TeraTerm時代の悩み
- サーバーごとにマクロファイルを作って管理してた
- 「あのサーバーのIPって何だっけ?」ってなったとき、マクロファイルを1個ずつ開いて確認しないといけない
- マクロファイルの管理が面倒
Warpにしたら
Warpは~/.ssh/configに書いたSSH接続情報を勝手に読み込んで、接続のショートカットを作ってくれます。
# ~/.ssh/config の例
Host app-server
HostName 192.168.1.10
User developer
Port 22
Host api-server
HostName 192.168.1.11
User developer
Port 22
Host admin-server
HostName 192.168.1.12
User admin
Port 22
Host analytics-server
HostName 192.168.1.13
User analyst
Port 22
例えばssh aと打つと、.ssh/configに書いたaで始まるホスト名(app-server、api-server、admin-serverなど)が補完候補として表示されます。複数の候補から選べるので、かなり便利です。
何が良くなったか
-
.ssh/config1つでサーバー情報を管理できる(TeraTerm時代は複数のマクロファイルを個別管理) - IPアドレスやポート番号を確認したいとき、1つのファイルを見るだけでOK
- Warpの補完機能で、ホスト名の一部を入力するだけで候補が表示される

2. コマンド全般の補完機能も優秀
Warpの補完機能、かなり優秀です。ほぼ手打ちしなくて良くなりました。
何が補完されるか
- コマンド名
- ファイルパス
- Gitのブランチ名、リモート名
- コマンドのオプション
例えば、git checkoutって打つと、勝手にブランチ名の候補が出てきます。矢印キーで選んでEnter押すだけ。これだけでブランチ切り替えできます。

3. 画面分割がかなり便利
Warpは1つのウィンドウ内で画面を分割できます。これがかなり便利。
TeraTerm時代
- ビルド用のウィンドウ
- ログ監視用のウィンドウ
- 操作用のウィンドウ
こんな感じで別々のウィンドウを開いてて、ウィンドウ切り替えるのが地味に面倒でした。
Warpだと
1つのウィンドウを分割すれば、全部の作業を同時に見れます。
分割の操作方法
- 横分割:
Ctrl + Shift + D - 縦分割:
Ctrl + D - ペイン間の移動:
Ctrl + 矢印キー

使い方の例
- 左: Git操作とかファイル操作
- 右上: ログをリアルタイムで監視
- 右下: アプリのビルド&実行
こんな感じで配置すると、作業全体が見渡せて効率良く開発できます。
まだ使ってないけど気になる機能
Workflow機能
よく使うコマンドやコマンドの組み合わせを保存して、ワンクリックで実行できるようです。
例えば、こんな定型作業を1つのWorkflowとして保存できます:
git pull
npm install
npm run build
npm test
慣れてきたら、定型作業をWorkflowに登録して、さらに効率化したいですね。
AI機能
WarpにはAIアシスタント機能も搭載されています。コマンドを提案してくれたり、エラーメッセージを解説してくれたりするようです。
こちらもまだ使ってないんですが、そのうち試してみたいと思ってます。
まとめ
TeraTermからWarpに乗り換えて、こんな感じで良くなりました:
-
SSH接続管理が楽:
.ssh/configで一元管理できて、マクロファイルの管理から解放された - 補完機能が優秀: ほぼ手打ちしなくて良くなった
- 画面分割が便利: 1つのウィンドウで複数の作業を同時進行できる
WorkflowやAI機能はまだ使ってないんですが、基本機能だけでもこれだけ便利です。そのうちこれらの機能も使いこなして、さらに効率化したいですね。
Windows環境でターミナル選びに悩んでる人は、Warpを試してみてください。本当におすすめです。
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