Raspberry Pi Zero W を購入した
前から欲しいと思っていたラズパイをついに買った。最低限のセットアップはできた気がするので、今後のためにメモしておく。ちなみに macOS を想定している。
購入品
買ったのはこの Raspberry Pi Zero W というモデル。
家に届いて、まずその小ささに驚いた。これがパソコンになるというのだからすごい。
CPU 実験とかで使っていた FPGA はこれよりもずっと大きかった。
本体の他に必要なものとして、
microSD
Raspberry Pi 用に設計された電源ケーブル
がある。
あとは、自分は microSD を Macbook に接続するハブを持っていなかったので、それも買った。
さらに、Raspberry Pi を踏んづけて壊したりしないように、ケースも買うべきだろう。
余談だが、自分は別のモデルの Raspberry Pi に対応したケースを誤って買ってしまったが、全くもって「大は小を兼ね」なかったので、
きちんとサイズに気をつけてケースを購入しよう。
microSD に Raspberry Pi OS を格納する
Raspberry Pi OS とはその名の通り Raspberry Pi に対応した OS であり、いくつか種類がある。
デスクトップ(いわゆる「パソコンの画面」)で操作したい場合は "with desktop" と付いているものを選択しよう。
自分は SSH で通信できれば十分だったので Lite と書かれたものにした。
なお、これはあとで後悔したことだが、上のリンクの海外の公式サイトからダウンロードすると時間がかかるので、国内のミラーサイトを探してそこからダウンロードした方が早い。
ダウンロードが完了したら、microSD をパソコンに繋げて、データを書き出す。書き出しは CLI でもできるが、誤ってパソコン本体のディスクを吹っ飛ばしたら大変なので、balenaEtcher という便利で安全なデスクトップアプリを使おう。
microSD に Raspbian を入れるのはそんなに時間がかからないと思う。
Raspberry Pi の SSH 及び Wi-Fi を有効にする
microSD 内に格納された Raspbian の中身に手を加える。
まず ssh という名前の空のファイルを作る。
touch /Volumes/boot/ssh
また、接続する Wi-Fi の情報を wpa_supplicant.conf
というファイルを作って書いておく。当然これは、今使っている
PC が接続している Wi-Fi と揃えるものだ。
vim /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf
で
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="SSID"
psk="パスワード"
}
を書き込む。
なお、Raspberry Pi Zero W は 2.4GHz 帯の Wi-Fi にしか対応していないことに注意!
Raspberry Pi を立ち上げる
ここまで終わったら、microSD を Raspberry Pi 本体に差し込む。また、電源ケーブルを Raspberry Pi につなげる。
電源ケーブルは2つポートがあるうちの右側に差すことに注意。左側のポートはデータ通信用で、USB で他の機器と接続したい場合などに使う。
壊れていなければ、電源を入れると緑色のランプが光るはずだ。
あとは、
ping raspberrypi.local
をして、返事がかえってくることを祈る。起動には時間がかかるだろうから、のんびり待とう。
自分は初めて ping が返ってきたとき結構感動した。
まあ、デスクトップ版 Raspbian
を入れた人の、パソコンの画面が初めて表示されることへの感動に比べたら小さいかもしれないが...
無事接続が確認できたら、
ssh pi@raspberrypi.local
で Raspberry Pi にログインできる。
初期ユーザーは pi、初期パスワードは raspberry となる。
Raspberry Pi にセキュリティ対策を施す
初期ユーザーをそのまま使い回すのはまずい。というわけで、以下の記事などを参考にして対策しよう。
microSD のバックアップを取る
microSD が突然壊れたりすると困るので、バックアップを img ファイルとして書き出しておくのが安全だろう。
手順は以下の記事などを参照。
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