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【Microsoft Fabric】- Private Linkの設定手順

に公開

執筆日

2025/10/6

やること

Microsoft FabricでワークスペースレベルのPrivate Linkを使えるようになるまでの手順を紹介します。

前提

  • Microsoft Fabricのcapacityをデプロイし紐づけを行っていること

https://zenn.dev/headwaters/articles/d83de0e0a7833d

  • 仮想ネットワーク/サブネットをデプロイ済みであること

構成図

流れ

  1. Private Link作成
  2. Private Endpoint作成
  3. Private DNS作成
  4. DNSゾーングループに追加

1. Private Link作成

  1. Azure Portalを開く
  2. Azure Portalの検索欄にて、カスタム テンプレートのデプロイを検索しクリック
  3. エディターで独自のテンプレートを作成するをクリック
  4. 以下Jsonを入力し、保存をクリック
{
  "$schema": "http://schema.management.azure.com/schemas/2015-01-01/deploymentTemplate.json#",
  "contentVersion": "1.0.0.0",
  "parameters": {},
  "resources": [
    {
      "type": "Microsoft.Fabric/privateLinkServicesForFabric",
      "apiVersion": "2024-06-01",
      "name": "<resource-name>",
      "location": "global",
      "properties": {
        "tenantId": "<tenant-id>",
        "workspaceId": "<workspace-id>"
      }
    }
  ]
}


5. リソースグループとリージョンを指定し、作成をクリック

6. デプロイの詳細>リソースをクリック

7. リソースIDをコピー

2. Private Endpoint作成

  1. Azure Portalを開く
  2. Azure Portalの検索欄にて、プライベートエンドポイントを検索しクリック
  3. +作成をクリック
  4. 基本タブの各種パラメータを入力し、次へ: リソースをクリック
  5. 以下のパラメータを入力し、次へ: 仮想ネットワークをクリック
    接続方法:リソース ID またはエイリアスを使って Azure リソースに接続します
    リソース ID またはエイリアス:1.7でコピーしたリソースID
    対象サブリソース:workspace
  6. 対象のサブネットを指定する。
  7. 確認と作成ページが表示されるまで次へを選択し、作成をクリック
  8. Private Link>保留中の接続をクリック
  9. 対象のPrivate Linkをクリックし、承認をクリック

3. Private DNS作成

  1. Azure Portalを開く
  2. Azure Portalの検索欄にて、プライベートDNSゾーンを検索しクリック
  3. +作成をクリック
  4. 名前をprivatelink.fabric.microsoft.comと入力し、次:Private DNS Zone Editorをクリック
  5. 赤枠に以下を入力し、確認および作成をクリック
; Zone: privatelink.fabric.microsoft.com
$TTL 300
<hoge>.z4c.w.api    A    <割り振られたip>
<hoge>.z4c.c        A    <割り振られたip>
<hoge>.z4c.onelake  A    <割り振られたip>
<hoge>.z4c.dfs      A    <割り振られたip>
<hoge>.z4c.blob     A    <割り振られたip>

4. DNSゾーングループに追加

  1. 2で作成されたPrivate Endpointを開く
  2. 設定>DNSの設定を開く
  3. +構成の追加をクリック
  4. パラメータを入力し、DNSゾーングループを作成

5. 確認

  1. AppServiceにSSHで入る
  2. Kuduコンソールで以下を実行
nslookup <hege>.z4c.w.api.fabric.microsof
  1. 紐づくプライベートIPが返ってくることを確認
ヘッドウォータース

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