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AIやIoTプロジェクトに最適!注目のRaspberry Pi代替SBC 5選

2024/11/30に公開

はじめに

2024年もシングルボードコンピュータ(SBC)の需要はますます高まっています。特に、Raspberry Piはその手軽さと多用途性から世界中で愛用されていますが、現在ではその代替となる優れたSBCも数多く登場しています。本記事では、Raspberry Piのライバルとして注目される5つのSBCを紹介し、それぞれの特徴や用途を比較していきたいと思います!

Raspberry Piの代替SBC

1. NVIDIA Jetson Nano

概要

AIや機械学習向けに設計された高性能なSBCです。128コアのGPUを搭載し、複数のニューラルネットワークを並行して実行することが可能です。特にAI推論や画像認識など、高度な計算処理が必要なプロジェクトに向いてます。

主なスペック

  • CPU: 4Core ARM
  • GPU: 128-core Maxwell
  • RAM: 2GB 64Bit LPDDR4
  • 価格: 約17,000円 ※スペックによって左右します
  • ストレージ: microSDカードスロット(最大128GB)
  • 接続: HDMI/DP出力、USB 3.0ポート×4、Gigabit Ethernet

用途

  • AI推論(画像認識、物体検出など)
  • ロボティクス開発
  • エッジコンピューティング

購入サイト

https://www.amazon.co.jp/dp/B08MZFQWDP

2. ASUS Tinker Board S R2.0

概要

Rockchip RK3288プロセッサを搭載したSBCで、16GB eMMCストレージを標準搭載してます。高解像度ビデオ再生やオーディオ処理にも対応しており、自作メディアセンターやDIYプロジェクト用として使われることが多いです。

主なスペック

  • CPU: Rockchip RK3288-CG.W Cortex-A17 4core SoC
  • GPU: ARM Mali-T760 MP4 GPU
  • RAM: Dual-CH LPDDR3 2GB
  • 価格: 約20,000円 ※スペックによって左右します
  • ストレージ: 16GB eMMC + microSDカードスロット
  • 接続: HDMI出力、USB 2.0ポート×4、Gigabit Ethernet

用途

  • メディアストリーミング(4K対応)
  • DIYプロジェクト(ホームオートメーションなど)

購入サイト

https://www.physical-computing.jp/product/1798

3. Orange Pi 5

概要

Rockchip RK3588Sプロセッサを搭載し、大容量メモリ(最大16GB)をサポートする高性能SBCです。M.2 NVMe SSDにも対応しており、高負荷のAI推論やマルチメディア処理に最適です。

主なスペック

  • CPU: 8core Rockchip RK3588S
  • GPU: ARM Mali-G610、3D GPU
  • RAM: 16GB LPDDR4X
  • 価格: 約33,000円 ※スペックによって左右します
  • ストレージ: microSDカードスロット + M.2 NVMe SSD対応
  • 接続: HDMI出力×2(4K対応)、USB3.0ポート×1、USB2.0ポート×2、Type-C(USB3.1)×1

用途

  • マルチメディア処理(4Kビデオ再生)
  • 高負荷プロジェクト(AI推論など)
  • サーバー用途

購入サイト

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BN18R21N?th=1

4. Libre Computer Board AML-S905X-CC (Le Potato)

概要

Amlogic S905X SoCを搭載した低価格のSBCであり、基本的なプロジェクトにおいてはこのスペックがあれば十分です。また、小型で省エネルギー設計が特徴です。

主なスペック

  • CPU: Quad-Core 64-bit ARMv8 Cortex-A53 CPU(NEON/Crypto拡張搭載)
  • GPU: Penta-Core ARM Mali-450 MP3(OpenGL ES 2.0対応、750MHz)
  • RAM: 2GB DDR3-2133 SDRAM(32-bitバス、帯域幅最大69Gb/s)
  • 価格: 約6,000円 ※スペックによって左右します
  • ストレージ: microSDカードスロット + eMMCインターフェース
  • 接続: HDMI 2.0、USB 2.0ポート×4、100Mbイーサネット

用途

  • 基本的なIoTプロジェクト
  • メディアセンター
  • 教育用途

購入サイト

https://www.amazon.com/Libre-Computer-AML-S905X-CC-Potato-64-bit/dp/B074P6BNGZ?linkCode=sl1&tag=loverpi05-20&linkId=2613350e93badf159e3ef8916ec34fc4&language=en_US&ref_=as_li_ss_tl&th=1

5. ROCK 5 Model B

概要

OKdoとradxaが共同開発した新世代のSBCで、特にAIとIoTの実現を重視して設計されています。NPU(Neural Processing Unit)を搭載しており、エッジAIの実装が容易であることが特徴!

主なスペック

  • CPU: 4コア Cortex-A76 @2.2GHz, 4コア Cortex-A55 @1.8GHz
  • RAM: 4GB
  • 価格: 約24200円 ※スペックによって左右します
  • ストレージ: NVMe SSD対応, eMMC対応, microSDカードスロット
  • 接続: WiFi/Bluetooth: 非搭載(M.2またはUSBで拡張可能), PoE: オプション対応

用途

  • エッジAI開発
  • 組み込みシステム
  • IoTプロジェクト

購入サイト

https://shop.iothonpo.com/product/rock-5b/

まとめ

紹介した5つのデバイスをまとめると下記のようになります。
中でもLe Potatoは数千円台で購入でき、初めてSBCを触ってみるのにはいいかもですね。ちなみにRaspberryPi(RaspberryPi5)はスペックにもよりますが、12000円前後で購入ができます。

シングルボードコンピュータ名 主な特徴 価格帯 推奨用途
Jetson Nano AIに特化したGPU搭載 AI/機械学習
Tinker Board S 高品質なマルチメディア処理 メディカルセンター
Orange Pi 5 高性能・大容量メモリ サーバー/AI処理
Le Potato コスパ重視 教育/IoT入門
ROCK 5 NPU搭載・OS互換性高 エッジAI/IoT

また、こちらのサイトで数百種類のSBCから、CPU、RAM、ネットワーク機能などのスペックを指定して、自分にぴったりのSBCを検索することができるので、良かったら参考にしてみてください!
https://hackerboards.com/

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