Microsoft Applied Skills を受験してみて
はじめに
Microsoft Applied Skills という資格試験があるということを最近知り、受験してみました。
Microsoft Applied Skillsとは
Microsoft Applied Skills は、Microsoftが提供するスキル開発プログラムの一部で、特定の技術やツールに関する実践的なスキルを習得するためのトレーニングや認定プログラムです。このプログラムは、ITプロフェッショナルや開発者が最新の技術を学び、実際の業務に応用できるスキルを身につけることを目的としています。
以下のような特徴があります。
- ハンズオンラボ:実際の環境で技術を試し、実践的な経験を積むことができるラボセッションで行われます。
- オンライン受験:ブラウザ上でテスト環境を操作して受験します。試験会場へ出向く必要はありません。
- 認定試験:特定のスキルや知識を証明するためのMicrosoft公式認定試験です。
- 無料:現在受験料は無料です。
- 試験時間:試験時間は最大2時間です。
- 多言語対応:公開時は英語のみの試験もあるようですが、現在比較的多くの試験が日本語に対応しているようです。
- 幅広いスキルを評価:Azure、Microsoft 365、Power PlatformなどのMicrosoft製品に関する詳細な試験が用意されています。(2025年2月現在、35試験)
- 結果は即時:数分以内に結果が通知されますが、Learn プロファイルの [資格証明] タブに結果が表示されるまでに 24 時間ほどかかることがあります。
役割(ロール)ベース認定資格との違い
Azureの認定資格には、既に役割(ロール)ベース※の認定資格がありますが、何が違うのか?とかどちらを選ぶべきか?など色々疑問もあるかと思います。公式サイトからの引用になりますが、以下にまとめてみました。
資格 | 受験料 | 対象 | 評価観点 | 選定基準 |
---|---|---|---|---|
Role-based | 有料 | 職務ベース | 今日の急速に変化する技術環境で成功するために組織が必要とする重要な役割で成功するために必要な幅広いスキルを評価 | 特定の職務で成功するために必要な幅広いスキルを持っていることを証明したい場合 |
Appled Skills | 無料 | 製品ベース | 組織が直面している重要なビジネス上の問題や課題に特化したより狭い範囲のスキル セットを評価 | 組織が直面している特定のビジネス上の問題やシナリオについて自分のスキルを検証したい場合 |
※ 正確には、Fundaments(基礎)やSpecialty(ソリューション)などもう少し細かく分類分けされています。
受験してみて
今回は、Active Directory Domain Services を管理するを受験して合格することができました。日本語で受験することができ、難易度はそれほど高くない印象で、実務経験をある程度積まれている方なら、事前学習なしでも合格できるかと思います。
試験によるかもしれませんが、ハンズオンラボの仮想環境は、それほど軽快に動くわけではなく、どちらかというと少し重たい印象です。今回の試験でも終了直前に異常終了してしまいました。(合格していたのでよかったですが。)
最後に
実際に受験してみて、実機操作がメインのため、役割(ロール)ベースの試験よりもやっていて楽しみもあり、個人的にはこちらの試験の方が好みですね。
特定の製品やAzureサービスについて、実践的なスキルを評価されるため、ガリガリ手を動かして実装される方向けの試験かと思いました。
また、実務経験はない方が、役割(ロール)ベースの試験合格後に、より実践的強化を目指して次のステップとして受験するのよいと思いました。
私も興味のある試験はいくつもあるので、今後も無料のうちにどんどん受けていきたいと思います。
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