【Azure】Microsoft Copilot for SecurityのSCU(Security Compute Units)について
目的
Microsoft Copilot for Security固有の単位であるSCU(Security Compute Units)。
コストに直結する単位であるため 1SCU でどれだけのリクエストが投げられるのか、また実際に使ってみてどれくらいのコストがかかるのか調べてみる。
料金
結論から申し上げるとMicrosoft Copilot for Security コンピューティング容量が存在している限り、1SCU 629.12円/時間で料金が発生します。
クラウドサービスによくある従量課金ではなく、使っても使わなくても料金が発生する仕組みのようです。
検証用にAzureで「Microsoft Copilot for Security compute capacities」を容量1SCUで作成しましたがリクエストを投げずとも24時間で約15,000円の料金が発生しました。。
念のため公式のドキュメントの引用を以下にまとめておきます。
Microsoft Copilot for Security コンピューティング容量
SKU | 1 時間あたりの価格 | 1 か月あたりの推定価格 |
---|---|---|
プロビジョニング済み | ¥629.1200 | ¥459,257.59911 |
1毎月の請求額の見積もりは、1 つの SCU を 1 か月間毎日 24 時間プロビジョニングした場合のものです。SCU は 1 時間ごとにプロビジョニングされ、毎月課金されます。
Microsoft では、1 時間あたり 3 つの SKU をプロビジョニングして、Copilot for Security の探索を開始することをお勧めします。
SCU
SCUとは「Security Compute Units」の略です。
1SCUでどのくらいのリクエストが投げられるのでしょうか?
実際に触ってみた結果を以下にまとめます。
(Microsoft Copilot for Security本来の使い方はできていないですがご容赦ください。。)
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Microsoft Copilot for SecurityとAzure Sentinelを連携させたかったので以下のリクエストを投げてみした。
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先ほどのリクエストでSCUの使用量は0.4SCUでした。
さらにリクエストを投げてみます。
SCUの使用量は0.8SCUになりました。さらにさらにリクエストを投げてみます。
すると1SCUをオーバーしたようでリクエストの回答が返ってきませんでした。使用量を見ても1SCUになっています。容量を超えた時点でリクエストに対する回答は止まってしまうようですね。
まとめ
SCUについて簡単にまとめました。
容量が存在している限り料金が発生するため、1SCUだったとしても約45万円/1か月のコストが発生します。そのため今後はその料金に見合った使い方ができるのか模索していきたいなと思います。
また1SCUでどれだけのリクエストが投げられるかも検証しました。リクエストによってSCUの使用量はもちろん変わるかと思いますが簡単なイメージをつかめることができたのではないかと思います。
個人的な感想として1SCUあっという間に使ってしまう。。。と思った次第です。何度も申し上げますが1SCU使っていなくても料金は発生するので検証するのであれば注意が必要です。
今後はAzureリソースとの連携方法をまとめていけたらと思います。
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