【Azure基礎講座】第2回 サブスクリプション/リソースグループ/SKUってなに?
始めに
今回は、サブスクリプション、リソースグループ、SKUについて説明していきます。
サブスクリプションとは
サブスクリプションとは、契約の管理単位を示します。
どのような契約があるかは後述しますが、どの契約形態でAzureを利用するかをサブスクリプション単位で決定します。
そのため、サブスクリプションと契約は、常に1対1で紐づきます。
契約によって料金体系も変わってくるため、利用する全てのリソースは、サブスクリプションに紐づけられます。
サブスクリプション自体は、1つのテナントに紐づきます。
テナントは複数のサブスクリプションを紐づけられますが、サブスクリプションが紐づけられるテナントは1つのみになります。
簡単に言えば、テナントという箱の中を整理するために仕切られた1つの部屋のようなものです。
契約の形態にもよりますが、サブスクリプションが紐づくテナントを切り替えることも出来ます。
このことをサブスクリプションの譲渡といいます。
リソースグループとは
リソースグループとは、リソースの管理単位を示します。
リソースは必ず、1つのリソースグループに紐づきます。
複数のリソースグループに紐づくことは出来ません。
また、リソースグループは、1つのサブスクリプションに紐づきます。
こちらも複数のサブスクリプションに紐づけることはできません。
テナントやサブスクリプションと異なり、リソースグループは仕分け方法に決まりがありません。
例えば、下記のような仕分け方法があります。
- 開発、本番などの環境ごと
- ライフサイクル(削除タイミングが同じ)ごと
- システムごと
- 権限ごと
仕分けることで利用時に間違った環境を触ってしまうなどの事故を防ぐことにもなります。
リソースグループを簡単に言えば、テナントという箱の中にあるサブスクリプションという部屋を整理するための小さな袋のようなものです。
また、リソースは、その袋の中に入っているものにあたります。
テナントとサブスクリプションとリソースグループの関係性
SKUとは
SKUは、Stock Keeping Unitの略で一般的に最小管理単位を示します。
転じて、Azureでは、スペックやサービス内容と利用価格が紐づけられた機能グレード、プランという意味合いで利用されており、価格レベルやTierとも呼ぶことがあります。
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