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非エンジニアの私が技術ブログを書く理由

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非エンジニアの私が技術ブログを書く理由

ヘッドウォータースのグループ会社ヘッドウォータースコンサルティングのせとうと申します。
普段は業務整理だったり要件定義だったりいわゆる上流工程に携わっていますが、やれることは何でもやりたいと思っています。

今日はZenn初投稿として、タイトルのテーマで記事を書きます。
これはきっと多くの日系企業で見られる話だと思うのですが、

  • 「社内エンジニアの言ってることがよくわからないけど、自分はビジネスサイドなので仕方ない。」
  • 「技術のことはエンジニアや委託先に聞けばいい」
  • 「自分も色々インプットはしているけど、まだアウトプットするレベルではない」

そう思われているビジネスパーソンは多い気がします。

私自身も以前はそうでした。
ただ、この1年間で50本以上の技術ブログを書いてきた今確信を持って言えるのですが、
ビジネスサイドの立場から技術を学びブログに書くことは、ものすごく価値のある行動 です。

https://qiita.com/setowatson

細かくすればいろんな理由がありますが、私がブログを書く1番の理由は
「学んだことを人に説明できるようになるため」 です。

レベルは低くて問題ないし、むしろそれが価値あるらしい。

こうした話をするとまず出てくるのが、「大したこと書けないよ問題」 です。
確かにZennでトレンドとなっている技術記事はニッチで難しい内容も多いですよね。

でも、大したことは書かなくて良いと思います。
正確に言うと 「自分では大したことじゃないと思っているだけ説」 が濃厚です。

この1年間、私が書いてきたブログの内容も本当に小さなことばかりです。
既存の技術解説記事を自分なりにまとめ直したり、面白そうなトレンドにただ乗っかってみただけだったり、kaggleにあるコーディングを模写してみただけだったり。

この記事なんかはただの失敗談です。

https://qiita.com/setowatson/items/c7181a86ea546cb8ff7d

その他もエンジニアの方から見たら、どれも"超"初歩的な内容です。
でも、そうした "超"初歩的な内容のブログにしかない価値がある と思っています。

特にこれから学ぼうとしている人たちにとっては、そうした記事が一番わかりやすかったりしますし、私は「最初のつまずき」が丁寧に書かれている記事ほど助かります。
そして そんな記事を自分で書くことは、自分の説明力を上げることにつながります。

ビジネスサイドの私たちだからこそ書くことに意味がある。

最近では 「エンジニアにもビジネス視点が必要だ!」とよく言われています。
でもそれ以上に、「ビジネスサイドにも技術理解が求められる時代」 だと思います。

実際、
「ニーズは聞きますよ!技術はわかんないけど!」
というスタンスだと、社内外問わず信頼を得にくくなっている実感があります。

もちろん組織である以上、チームとしての役割分担は必要だと思います。
でもそれは、提供価値を最大化するための手段であって、
非エンジニアが技術を学ばないで良い理由にはなりえません。

ビジネスサイドにいるからこそ、

  • 今の技術で何ができるのか
  • その技術を実現するには、どれだけのコストがかかるのか

このあたりを最低限理解し、人に説明できるようにしておくことは、
相手へのリスペクトでもあり、チームワークを成立させる前提でもあると感じています。

あとはやってみると普通に楽しい。

あと技術ブログって、思っていたよりずっと楽しいんですよね。
知らなかったことが少しずつわかるようになる実感って、すごく気持ちいいし、
自分の書いた記事に反応があると、やっぱり嬉しいです。
「こんなの誰が読むんだろう?」と思ってた記事が意外と読まれたり、
逆に渾身で書いたのにスルーされたりするのも含めて、面白いです。

いいね稼ぎだけが目的になってしまうのは違いますが、
「楽しいから続く」「続くから上達する」 という好循環は、やっぱり本物だと思ってます。

やってみると意外と壁はないものです。
まずはとにかくやってみましょう!

職種の肩書きに縛られず、価値あることをやりたい。

ここまで偉そうに書いてますが、私もまだまだ未熟です。
でもだからこそ書ける内容があると思っていて、これからも小さなことからアウトプットを続けたいと思っています。

そして嬉しいことに、弊社ではこうした考えで動いている仲間がたくさんいます。技術力もありビジネスにも強いメンバーに囲まれているので、負けてられないなと思う毎日です。

ここまで書いておいてですが、「エンジニアだから」「コンサルだから」というセリフは視野を狭めるだけです。
面白いこと、楽しそうなこと、価値のありそうなことをみんなでやっていく、
それを率先できるような存在になりたいと思っています。

なお、Zennではこうしたポエム系(?)は敬遠されがちなので、この記事は最初で最後のポエムにするつもりです。以降は、私も実務に近い知識やスキルをテーマに書いていきます。
一緒にスキルアップしていきましょう!

ヘッドウォータース

Discussion

こじまる@ViaCraftこじまる@ViaCraft

初めまして!!
私も非エンジニアなのに技術ブログを書いている(なんならいっちょ前に自分の書いたコードを公開している)ので、勇気をもらいました!!

せとぅさんと同じように、学んだことをアウトプットすることを楽しめたらいいなぁと思います!!
(そして読まれる記事が書けるようになりたい…)

せとぅせとぅ

@こじまる さん
初めまして、励みになるお言葉をありがとうございます!嬉しいです。
こじまるさんの記事拝見しましたが、きっと社内でこじまるさんに助けられている方が多くいらっしゃることを想像できました。
これからもお互いいっちょ前にやっていきましょう!

python0年生python0年生

コメント失礼します。 独学プログラマーなので記事を拝見した際にタイトルから物凄く情熱を感じました。 いわゆるデキルプログラマーが自信満々にYouTubeに失敗談もネットに溢れていますが、エンジニア向けのzennのようなプラットホームにこそ初心者や駆け出しの失敗談にこそ大きな価値があると感じました。

私もポエム系の投稿しがちなので分かります、万人に役に立つ技術の投稿の方が👍️はつくでしょうが、ポエムに励まされる自分もおりますのでzenn界隈のポエマーとしても次の記事も楽しみにしております

せとぅせとぅ

@python0年生 さん
嬉しいコメントをありがとうございます。
ITという広い世界の中でいろんな立場や角度のアウトプットがあることが最高だと思うので、あまりルール化しすぎずに楽しんでやっていきたいですね。どなたかの励みになるのであれば、ポエム投稿もたまに挟みたいと思います。100日チャレンジも応援しています!

卵3度卵3度

初めまして。コメント失礼します。
GW初日の朝にGoogleのアプリにレコメンドされて本記事を読みました。自分は記事内の職種にかかわらず、価値のあることをやりたいセクションの言葉が、コンサルに歩み寄る必要がある今の自分にめっちゃ刺さりました。とても良記事だと思います。ありがとうございます。

せとぅせとぅ

@卵3度 さん
初めまして、コメントありがとうございます。エンジニア職の立場からも共感いただけたこと、大変嬉しく思います。
「職種の肩書に縛られず〜」なんて言っていますが、現実では目の前の仕事が第一なので塩梅が難しいですよね。@卵3度さん も同じかなと邪推しました。
ただ同時に、日本特有の縦割り文化がもたらす悪影響も大きいと思っています。ぜひ一緒に両側から壁を壊していきましょう!