Zenn
🐨

GitHub Copilot Chatのカスタム指示機能をうまく使いこなそう

に公開
2

カスタム指示機能とは

リポジトリ単位で、Copilot Chatにカスタム指示を追加することができます。
要はシステムプロンプト的なやつです。
現在はまだパブリックプレビュー版なのでこれから色々変わる可能性はあります。

最近までこんな機能があること知らなかったのですが、GitHub Copilotの資格勉強中に知りました。
手軽でけっこう良さそうだったので紹介します。

やり方

1. ファイルを作成

.githubフォルダを作成し、その中にcopilot-instructions.mdファイルを作成します。

2. 指示を追加

マークダウン形式で記載をしていきます。
今回導入したプロジェクトはSwift製でSwiftUIを使っています。
ですので、試しに「必ずUIKitを使った実装にしなさい。」と入れてみる。
※UIKitとはSwiftのUIライブラリのこと。

3. 実践

Copilot Chatを立ち上げて、コードのリファクタリングを依頼してみました。

...するとUIKitに変えた実装に修正してくれました。
Copilot Chatのコンテキストに自動的にcopilot-instructions.mdファイルが追加されるようです。

ポイント

カスタム指示機能もシステムプロンプト同様に、指示した内容全てを忠実に守ってくれるわけではありません。
公式Docにも記載されてる通り、以下のような指示の精度はあまり高くないようです。

  1. 外部リソースへの参照の要望
  2. 回答方法のフォーマット化
  3. 回答時に詳細に出力するよう指示

https://docs.github.com/en/enterprise-cloud@latest/copilot/customizing-copilot/adding-repository-custom-instructions-for-github-copilot#writing-effective-repository-custom-instructions

感想

めちゃくちゃ簡単で便利だと思いました。
Few Shotとかはここに書いちゃえばよさそう。
あと、リポジトリ単位で設定できるのも良い。

2
ヘッドウォータース

Discussion

ログインするとコメントできます