GitHub Copilot Enterpriseの機能を紹介
先日会社からエンタープライズプランに招待してもらえましたので、どんな機能があるのか紹介します。
1. GitHub上でGitHub Copilot Chat
BussinessプランまではVS Codeなどのエディター上でしか使えませんでしたが、GitHub.com上でも使えるようになりました。
ユースケースとしては以下かなと思いました。
- Copilot Chatを使いたいけど、コードは書かないからローカルにcloneするほどじゃないリポジトリへの質問
- ライブラリとかパッケージの公式リポジトリへの質問
今勉強中のGraphRAGのリポジトリで検証してみます。
まずは対象のリポジトリにアクセス。
Enterpriseプランになるとアカウントアイコンの横にCopilotのアイコンが出てくると思います。
クリックすると右下にチャットUIが表示されます。
質問してみました。
日本語にも対応してるようです。
たまにドキュメントの更新が遅れてて、最新のバージョンとギャップがある時があるので、最新のコードを確認して回答してくれるのはいいですね。
ちなみにチャット入力欄左にあるクリップボタンをクリックすると、リポジトリ内のymlとmdファイルの中から選択して、そこに記載されている中身にフォーカスした回答もできるようです。
※さらに左にあるブックボタンについては後ほど紹介。
Pull Requestの要約機能
送られてきたPull Requestの内容を要約してくれます。
先ほど同様にGraphRAGのリポジトリを使って検証してみます。
プルリクエストのコメント入力欄にCopilotアイコンがあります。
クリックすると「Summary(要約)」と「Documentation(資料)」の二つを選択できます。
上のSummaryを選択。
...
要約してくれました。
まだ日本語対応はされてないので、英語での出力となります。
この機能はぶっちゃけいるのかな...という感じです。
そもそもプルリクはレビュワーの時間を割かないためにも極力細かくして送るべきだと思ってて、要約しないといけないレベルの規模のプルリクは良くないと思ってます。
さらにチームによっては改修内容をプルリク時のドキュメントに記載するルールが合ったりするので、要約されたところでほぼ同じ内容が出力されるんじゃないかなと思いました。
要約ではなくて、プルリク時のタイトルと説明文 + 改修コードを照らし合わせて間違ってそうなコードを洗い出してくれたりすると良いなとは思いました。
Copilotナレッジベース
こちらは独自のナレッジベースを質問時に添付することで、そこに記載の内容も踏まえた回答を生成してくれるようです。
GitHub.com上のCopilotの一番左にあったブックボタンをクリックすると添付したいナレッジベースを選択できるようです。
自分はまだナレッジベースを作成してないので、表示がない状態です。
ナレッジベースを追加しようと思い、公式サイトのドキュメントに沿ってアクセスしてみたのですが、どうやら僕の権限では対象の画面がありませんでした。
もしかしたら、管理者権限を持っている人しか出来ないっぽいです。
ナレッジベースとかは高頻度で更新をかけていくべきものなのかなと思ってるので、管理者権限(情シス)の人しか追加・更新できないとなると使いにくい...
CopilotのFine-Tuning
この機能を一番楽しみにしてたのですが、まだアドオン状態でした...
以下のサイトからWait Listに登録できます。
エンタープライズプランに上げる価値はあるのか
Businessプランは月額19ドル(約2800円)で、Enterpriseプランは月額39ドル(約5800円)です。
値段は倍以上かかります。
正直倍以上のお金を払う価値は現状はないのかなと思いました。
追加で使える機能も正直使い道がまだ分かりません。。
GitHub Copilot周りで限定プレビュー版の機能がたくさん多いので、そこら辺をEnterpriseプラン入っている人優先で使えるようになれれば良いなーと思ったり。
今後の追加機能に期待!
Discussion
日本語対応、GPT-4o対応はされてないんですね。(2024年8月現在)