同一OSのWSL distributionを複数作る。

Ubuntu 22.04のdistributionを複数作りたいときなどに。
以下の手順2を<Distribution name>を変更しながら繰り返えせば、複数作成が可能です！

1. Download image

こちらから選べます。
今回はamd64 ubuntu 22.04を選択します。

これをダウンロードします。ダウンロード先は適当に作成ください。

mkdir C:\Users\User\.wsl
cd C:\Users\User\.wsl

Invoke-WebRequest https://cloud-images.ubuntu.com/wsl/releases/22.04/20240304/ubuntu-jammy-wsl-amd64-wsl.rootfs.tar.gz -OutFile ubuntu-jammy-wsl-amd64-wsl.rootfs.tar.gz

2. Create distribution

先ほどのimageをimportする形で新しいdistributionを作成します。
インストール位置は適当に作成・指定ください。

cd C:\Users\User\.wsl

# wsl --import <Distribution name> <InstallLocation> <FileName>
wsl --import Ubuntu-22.04-241022 C:\Temp C:\Users\User\.wsl\ubuntu-jammy-wsl-amd64-wsl.rootfs.tar.gz

3. Check

OK!

> wsl -l -v
  NAME                   STATE           VERSION
* Ubuntu-22.04-241022    Stopped         2

ちなみに、インストール位置 (C:\Temp)のサイズは約800MBでした。一般的な用途では、より省リソースなDocker on WSLを使うべきですね。私の場合、WSL distribution内部のキャッシュが消しきれずディスクサイズを圧迫しはじめていたため、WSL distribution自体を使いまわすというのを検討していてたどり着きました。