【LLMモデル】話題のClaude3 がすごい!
はじめに
Claude3 がすごい!と各所で噂をよく耳にするようになりました。生成AI事業に携わる自分としては知っておくべき期待の新風だと思い、実際に使ってみました。
この記事では使ってみた感想をまとめたいと思います!
Claude3とは
アメリカのAIスタートアップのAnthropic社が開発している大規模言語モデル(LLM)です。
Anthropic社はOpenAIに所属していた人達が立ち上げたスタートアップ企業みたいですね。
AIの潜在的なリスクを回避しつつも、AIの恩恵を最大限引き出すことを目的としたモデルがこのClaude3です。
以下がClaude3の主な特徴です。
- 複雑なタスクへの対応精度が高い
- 多言語対応の精度が高い(日本語での精度もバッチリ)
- より人間との自然な対話を実現している
- マルチモーダルに対応している
- AIモデルの安全性や倫理観を守るためのガードレールが強化されている
- 20万トークンまで処理できる
- 前モデルであるClaude2より処理速度は2倍も速い
具体的なベンチマークの精度検証などは公式ページを御覧ください。
実際に使ってみた
無料でできる範囲で色々遊んでみました。今回は画像を分析してもらうことにします。
分析対象となる画像
弊社のZennの一部をスクショし、バナー部分に赤枠をつけている画像を分析してもらいました。
質問の結果
日本語で質問したから日本語で回答をもらえると思いきや、まさかの英語での回答でした。
一旦日本語での精度を知りたいので日本語答えるように再度指示を出します。
指示通り日本語で回答してくれました。
内容については完璧なくらい具体的に説明してくれています!すごい!
この画像は、ヘッドウォーターズという企業のウェブサイトまたはブログを示しています。
Zennの記事のスクショなので、正解ですね。OCRも書けられているのか、社名もほぼ正確に回答できています。(正式にはヘッドウォーター「ス」ですが)
ヘッドウォーターズは人工知能、機械学習、Azureサービス、IoT(モノのインターネット)、データ・AIコンサルティングに特化した技術企業のようです。
こちらもあっています。AIやAzure、IoTを扱ったサービスを提供していたり、子会社にコンサル会社があるので的確な予想です。コンサルが当たったのはまぐれな気がしますが、画像内の文字からAI企業だと予測できているのは素晴らしいと思いました。
さらに、ハイライトされた部分でMicrosoft Ignite Japanがプロモーションされているため、ヘッドウォーターズがマイクロソフトとパートナーシップや関係があるかもしれません。
個人的に一番すごい!と思ったのはこの部分です。ハイライトされている部分にフォーカスできていること、Ignite Japanで紹介されたことをしっかり認識できていること、ハイライト部分の情報からMicrosoftとパートナーシップにあるという仮説まで立てられていることに驚きです!
実際、弊社はMicrosoftのSolutionパートナーとして提携しているので余計びっくりしました。回答と事実が重なったのは運要素強いですが、根拠のある予測をしていると思われます。
処理速度
計測していないので個人的な肌感になってしまい恐縮ですが、OpenAIのGPT3.5-turboと同じくらい、またはそれより若干速いスピードでレスポンスが返ってきました。
Claude3は、一つ前のモデルであるClaude2よりも2倍速いモデルのようなのでスピードにも定評があるようですね。
少なくともGPT-4よりは確実に早かったです。
おわりに
これだけで無料枠を使い切ってしまったので、また別の機会に課金して使ってみようと思います。
新しい技術やモデルがどんどん誕生して、AI界隈は日々ワクワクしますね!
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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