今更聞けないBIOSとUEFIの違い
はじめに
結論、同様のものと考えて大丈夫です。
ただできることや歴史に違いがあるのでここから簡潔に説明していきます。
そもそもBIOSとは?
Basic Input/Output System(ベーシック インプット/アウトプット システム、頭字語:BIOS(バイオス))とは、ファームウェアの一つで、コンピュータに搭載されたプログラムのうち、ハードウェアと最も低レベルな入出力を行うためのプログラムである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Basic_Input/Output_System
名前の通りInput/Output(入力と出力)といったPCの起動(オペレーティングシステム(OS)の起動)からハードウェア(キーボード、CPU、GPU等)を制御するものです。
近年では、UEFIが登場したこともありレガシーBIOSとも呼ばれています。
UEFIとは?
Unified Extensible Firmware Interface(ユニファイド・エクステンシブル・ファームウェア・インタフェース、UEFI)はオペレーティングシステム(OS)とプラットフォームファームウェアとの間のソフトウェアインタフェースを定義する仕様である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Unified_Extensible_Firmware_Interface
結局、UEFIはBIOSの後継者として作られた存在なので、ものとしては同じです。
レガシーBIOSに対してこちらはUEFI BIOSと呼ばれています。
実際、以前書いたBIOSアップデートの記事でも画面左上にUEFI BIOSと書かれています。
違い
大きく分けて3つあります。
インターフェイスと操作
BIOS:テキストベースでキーボード操作
UEFI:グラフィカルでキーボード+マウス操作
起動プロセス
BIOS:古いPC
UEFI:近年のPC
UEFIは、起動プロセスを高速化でき、2TB以上のハードドライブをサポートしています。
ディスクのパーティション形式
BIOS:MBR(Master Boot Record)ディスクをサポート
UEFI:GPT(GUID Partition Table)ディスクをサポート
パーティション形式は、WindowsがどのようにHDDまたはSSD上のデータにアクセスすることを決定します。
ここでは詳しく説明しないのですが、これがないとHDDやSSDを使用できません。
MBRからGPTへ変換する方法もどこかで記事を書こうと思います。
BIOSからUEFIへの移行
1970年代にBIOS登場
↓
1998年にIntelが「Intel Boot Initiative」(後のEFI)の開発を開始
↓
2007年に、Intel、AMD、マイクロソフトなどの主要企業が、EFIの改良版であるUEFIを共同で開発することで合意
↓
2010年にUEFIに移行
まとめ
BIOSとUEFIは、コンピューターの起動プロセスにおいて重要な役割を果たすマザーボードのファームウェアです。
UEFIはBIOSに取って代わり、セキュリティ機能の強化や高速な起動プロセスなどの改善点を持っています。
また、CSM(Compatibility Support Module)を使用することで、古いハードウェアとの互換性も確保できます。
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