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GitHub Copilot CLIを触ってみた

に公開

"GitHub Copilot CLI"のパブリックプレビュー

少し遅くなりましたが、GitHubが2025年9月25日(現地時間)に"GitHub Copilot CLI"を発表しました。Pro、Pro+、Business、Enterpriseプランで、まずはパブリックプレビューとして提供開始となります。
"GitHub Copilot CLI"はターミナルで動作するCopilotコーディングエージェントです。新しいコードベースの調査、課題(Issue)からの機能の実装、ローカルでのデバッグなどといった開発タスク全般を任せることができます。

対応しているプラットフォーム

  • Linux
  • macOS
  • Windows (おそらくWindows10以上)

対応しているプラン

  • Pro
  • Pro+
  • Business
  • Enterpriseプラン
  • Freeプランは未対応

下記はインストールしてください

  • Node.js (バージョン22 以上。今はバージョン22で大丈夫です)
  • npm (バージョン10以上)
    • ダウンロードしていない人はPowershell等で下記、コマンドを実施してください。
    npm install -g npm
    
    ※ダウンロード後に中々、GitHub Copilot CLIをインストールできなくて、格闘記も公開しますので、こちらは少々お待ちください。

強み・アドバンテージ

  1. 効率化:シェル操作や反復タスクを自動化できるため、手で書く・調べる手間を削減できます。
  2. コンテキスト保持:ターミナル上の状態、ファイル構造、Git 情報などを利用してより文脈に即した提案が可能。
  3. 一貫性:エディタ → ターミナル → GitHub 操作を橋渡しできるため、開発フローが切れにくい。
  4. 柔軟性:単純なコマンド補助から、複雑なコード変更・リファクタリングまで対応可能性あり。

注意点・制限

  1. あくまで “支援” であり、正しいコード・安全なコードになるとは限らないので内容を確認する必要があること。
  2. 複雑な機能や大規模プロジェクト・依存の多いシステムでは、モデルの理解力・提案品質に限界があること。
  3. 自動実行を許可する操作は、システム環境によっては権限やセキュリティ面で慎重に扱う必要があること。
  4. まだプレビュー性質の要素を含んでおり、将来変更される仕様があること。
  5. プロンプト送信毎に、GitHub Copilotのプレミアムリクエストが1消費されるので、使いすぎには注意すること。

触ってみる

既にQiitaやZennの記事に公開されていたりしますが、私なりに検証したことを共有します。

私のスキル

私のスキルも簡単に共有します。

  • インフラ兼クラウドエンジニアを6年以上(Azure、AWS、Linuxの知見あり)
  • Pythonは少しわかる程度
  • 学生時代にRubyの勉強はしていた(もう10年近く前)
  • Micrisift Fabricでデータ分野も触り始めた程度

使用OS

  • Windows10

使用ツール

  • WSL2 (Ubuntu22.04)
    • WSLをインストールしていない場合はPowershellを開き、下記コマンドを実施する。
    wsl --install
    
    ※コマンドプロンプトでも大丈夫だと思いますが、このコマンドでインストール検証していないので、確証は持てないです。

導入手順

※今回はWindowsのWSLベースとなります。本来はWindowsで使用したかったが、使用PCが5年以上使用していて古く、npmの互換性が合わず、修正がかなり面倒そうだったため、今回は諦めました。来月、PC交換予定なのでそれまで我慢します。

  1. WSLを開く。
  2. 下記コマンドを実施し、"GitHub Copilot CLI"をインストールする。
npm install -g @github/copilot
  1. インストール後、下記コマンドを実施する。
copilot
  1. スクショの通りになれば、OKです。立ち上げと同時に現在のフォルダでGitHub Copilot CLIを起動する旨が表示されるので、フォルダの場所に問題なければ、[1. Yes, proceed]のまま、Enterキーを押下する。

  2. 初回起動時に未ログインの場合には/loginコマンドの入力を促され、GitHubアカウントで認証する必要があるので、進めていく。白枠のターミナルに"/login"を入力し、Enterキーを押下する。なお、/exitコマンドやCtrl+Cで終了できます。

  3. "What account do you want to log into?"と聞かれるので、そのまま[1. Github.com]でEnterキーを押下する。

  4. 認証キーの表示とGithubのログイン画面を開きなさいと表示されるので、ブラウザ表示する。
    https://github.com/login/device

  5. 認証キーを入力し、[continue]を押下する。(認証キーはGitHub Copilot CLIからそのままコピペした方が速いです)

  6. 認証が通ったことを確認し、[Authorize github]をクリックする。

  7. GitHubアカウントのパスワードを入力し、[confirm]をクリックする。

  8. "Congtatulations, you're all set!"が表示されれば、大丈夫です!!

  9. 少し待機します。

  10. ブラウザ上でスクショの表示がされるので、[Continue]をクリックする。

  11. これでデフォルトのMCPサーバーと接続されました!なお、自分でMCPサーバーを接続することも可能なので、下記URLを参考にしてみてください。
    https://zenn.dev/thirdlf/articles/36-zenn-github-copilot-cli#mcp

  12. 手順ではないですが、"GitHub Copilot CLI"のデフォルトモデルは"Claude Sonnet 4"です。GPT-5も利用可能で、環境変数を設定して起動できます。コマンドは下記です。

  • Mac
COPILOT_MODEL=gpt-5 copilot
  • Windows(下記コマンドを実施後、"copilot"コマンドを実施すること)
set COPILOT_MODEL=gpt-5

検証記

  1. 本格的に触ります。日本語対応しているかを聞いてみます。
日本語対応していますか?

  1. 日本語で返ってきました!

  2. 非エンジニアの妹がパティシエをやっているので、ケーキ屋のホームページを作りたいと想定して、投げかけてみます。

ありがとう。私はケーキ屋を営んでいます。ケーキ屋のホームページを作成したいです。プログラミングの知識はない なお、新しくフォルダを作ってください。

  1. HTMLファイルとCSSファイル、画像フォルダとサンプル画像を用意してくれます!!

  2. 問題なければ、[1. Yes]で進めます!

  3. 「完成しました。どのようなホームページになってか開いて、見てみましょう!」と表示されます。

  4. READMEのマークダウン形式のファイルも作りましょう。

  5. WSLだとこのままホームページを表示できないので、ダウンロードできないかを聞いてみたりします。圧縮ファイルの作成はしてくれました。

  6. その後、WSL上だとブラウザを使用できず、Base64など複雑さが出てきたため、Apacheを使用して、表示させる方向に切り替えました。nginxでも大丈夫です。なお、インフラの知見等がないとApacheを使用する発想にはならないと思いますww

  7. 下記のコマンドをターミナルで実施。[2. Yes, and approve sudo for the rest of the running session]を選択して、進めていきましょう。途中、sudoコマンド実施の際はパスワードを求められるので、パスワードは入力していきましょう。

sudo apt update

  1. 下記、コマンドも実施。パッケージもアップグレードすると、中には互換性の問題で上手く起動しなくなることを考慮して、自動更新はしてないと思われる。
sudo apt upgrade -y

  1. 不要なパッケージ削除も実施する。これも手動です。
sudo apt autoremove

  1. ステータスも表示されます。

  2. では、いよいよApacheをインストールします。

sudo apt install apache2 -y 

※WSLのデフォルト設定では80番ポートは空いているので、そこは問題ないです。

  1. Apacheがインストールされました!!

  2. 自分のグローバルIPアドレスで表示するため、下記コマンドを実施する。「IPv4アドレス」が対象になります。

ip addr show

※コマンドプロンプトで"ipconfig"コマンドを実施するか下記URLのCMANで確認する方法もあります。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi

  1. 自分の使用PCのグローバルIPアドレスを使用して、UbuntuのWebページが表示されることを確認する。
http://xxx.xxx.xxx.xxx

  1. 最後に作成したHtMLファイルなどをApache配下などにCopilotに移動させて、ブラウザ表示させると無事にケーキ屋のホームページを表示させることができました!!
    ※アイコンはじわるところはありますがwww



所管

  • 今回はとりあえず検証してみたかったので、Windowsでnpmの問題で上手くいかず、WSLで試しました。
  • 基本的にはWindowsかmacで実施で問題ないです。
  • Linuxだと非エンジニアだと場合によっては詰まるかもしれないなと思いました。特にWebページを公開するとなったら、Apacheやドメイン、証明書の知識が必要になってくるからです。結局、インフラをやってしまったオチでしたwww
  • 上手くいかなそうだなと思った際の臨機応変な対応は必要だと思いました。

フィードバックを送ることができます

最後に"GitHub Copilot CLI"のターミナルに"/feedback"を入力することで、フィードバックを送ることができます。

ヘッドウォータース

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