Microsoft Copilot Studio -Teamsへの導入編-
はじめに
Microsoft copilot studioを内容をまとめた記事になります。
Microsoft copilot studioの実装方法をまとめた記事はいくつか拝見したのですが、それに比べて実装したMicrosoft copilot studio(エージェント)を導入する手順の記事は少ないという印象を受けたので記事化してみました!
概要
Microsoft copilot studioで作成したエージェントをMicrosoft Teams上で使用するために導入までの手順を記載します
前提:1: Microsoft copilot studioを使用可能環境、アカウントを保有していること
└:アカウントをお持ちでない方はMicrosoft copilot studio 試用版ライセンスでも実装可能です!「無料で試す」よりお使いください
2: Microsoft copilot studioで既にエージェントを実装済みであること
(本記事では実装方法には言及していません)
手順
1. 実装したエージェントを開きます
2. エージェントを公開する
画面右上にある「公開」をクリック
ポップアップの「公開する」をクリック
3. 「チャネル」セクションに移動し、「Microsoft Teams」を選択
※公開先のチャネルによって接続手順は異なります。詳細は公式Learnをご確認ください
「Teams」アイコンをクリック。Teamsが起動します
5. 「Microsoft Teamsを開きますか?」をクリック。Teamsデスクトップアプリが起動、遷移します
6. 該当エージェントの追加要求が表示されるので、「追加」をクリック
Basic Tips!
エージェントの共有に関して
copilot studioで実装したエージェントを他ユーザーと共有する場合、2種類のケースがあります
- エージェントを利活用するために他ユーザーに共有する
- エージェントを他ユーザーも編集可能(共同作業用)にするために共有する
※ここで注意点がMicrosoft copilot studioで実装したエージェントを共同で編集する場合、ユーザー単位のみでの指定となります。そのため、セキュリティグループ単位では共有できません
また、編集を行うユーザーは編集対象エージェントがある環境(ライセンスに紐づく)に属している必要もあります。そのため所属先の環境作成者のセキュリティロールが必要となります
詳細は公式Learnをご確認ください
7. Microsoft Teamsへの導入
とても簡単に実装したエージェントをTeamsへ導入することができました!
Tips
実装したエージェントはTeamsアプリストアへ追加→Teamsへ追加することもできます
1. Microsoft Teams管理センターへアクセス
2. 「アプリを管理」からTeams上で追加したいエージェントを選択し、登録
3. TeamsアプリストアでMicrosoft Teams管理センターで登録したエージェントを検索し追加
上記の手順で自身で実装したエージェントを部署、組織単位で展開することも可能です
エージェント用リンクを発行し、そのリンクを共有する方法もありますが、アプリストアでの展開がスピード感、工数を鑑みると良いかと個人的には感じます!
セキュリティ面
- Teamsへ公開する際に注意したい点
Microsoft copilot studioの設定画面でエージェント使用時の認証方式を設定できます
認証方式の推奨は「Microsoftで認証する」です(個人的推奨) - 「認証なし」のまま公開を行うと、ユーザーがTeams上でエージェント使用時にサインイン認証要求が発動しません。そのため、エージェントURLを知る全てのユーザー(外部ユーザーも含む)がエージェントを使用することができてしまい漏洩等のリスクが発生してしまいます。
最後に
Microsoft Copilot Studioで作成したエージェントをTeams上に展開するSTEPを記載しました。
ユーザー認証、接続方法(エージェントの公開先)、アクセス権限等の運用面はなかなか慣れるまでは複雑に感じるかと思います。しかし、導入することで業務効率化などの恩恵もありますで良いMicrosoft Copilot Studio LIFEを送りましょう!!!!!
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