【Microsoft Fabric】タイムインテリジェンスの実装
はじめに
Power BI Desktopではタイムインテリジェンス機能というものが存在します。
このタイムインテリジェンス機能があることで、時系列データに対してドリルダウンを適用することができます。
つまり特定の期間のデータの集計を詳細に確認することができるようになります。
ただFabricに存在するPower BIでは、タイムインテリジェンス機能がなかったので、これをデータフローGen2を使用して、時系列データに対してドリルダウンを適用するようにしてみます。(2024年9月現在)
※後日追記
エクセルのデータの型を日付にすることで、Fabricでもタイムインテリジェンスを実装することができました。
以下は手動でタイムインテリジェンスを実装する方法としてお読みください。
データサンプル
データサンプルはシンプルで次のようなものを想定します。
販売日データと言うYYYY/MM/DDのデータと、売上数のデータ
データフローGen2の実装
①上のリボンの位置から「列を追加します」を選択
②販売日を選択
③リボン右側のところから年・月・四半期・日をクリックしてそれぞれのデータの作成
③を適用すれば次の年・月・四半期・日のデータが追加されます
Power BIでの実装
①折れ線グラフを選択
②X軸、Y軸にデータを入れる
X軸にデータを追加することで、右下にドリルダウンのアイコンが表示されるようになりました!
元の販売日のデータ
四半期ごとのデータ
まとめ
Power BI Desktop単体とFabricのPower BI単体を比べると地味にやれることが少なくなっている気はしますが、Fabricでは他のエクスペリエンスを組み合わせることで、Power BI DEsktop単体よりもより多くのことができるようになります。
今回はデータフローGen2で日付データの追加を行うことで簡単にタイムインテリジェンスの振る舞いができるようになりました!
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