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【非推奨】AWS RDSのEOLしたバージョンの延長サポートが切れると?

2024/09/29に公開

前提

  • Windows、Linux、データベース製品などどのサービスもいずれEOLを迎える時はやってきます。EOLを迎えるあるいは迎えたサービスはセキュリティ的なサポートを受けられなくなるのでセキュリティ的な脆弱性が高まることがリスクとしてあるので、古いバージョンをいつまでも使用し続けるのは推奨することはないです。そのため、タイトルに「非推奨」と記載はしております。

概要

  • 今回はAWS RDS(AWSのデータベース製品)のエンジンは"Aurora MySQL 2"でバージョンが5.7系の場合、2024年10月31日にEOLを迎えるので基本的には"Aurora MySQL 3"&バージョン8.0系にバージョンアップ対応をしないといけないです。しかし、推奨しているわけではないですがEOLの日までにバージョンアップ対応をしなかった場合は自動的にAWSの延長サポートに入ることになります。この延長サポートは2年間となります。私が気になったことはこの延長サポートが切れたら、どうなるのかという点です。

調査結果

  • アップグレードせずRDS延長サポート終了日が過ぎると、AWS側が最新バージョンに上げようとするとの記載がありました。AWSのDocsの文面を読む限りですと、アップグレードに失敗すると古いバージョンで運用しているDBインスタンスを削除&削除前にそのエンジンのデータを保存する権利をAWSが留保しているとのことです。
    https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/extended-support-responsibilities.html
  • サポート期限が切れてもすぐに使えなくなるということはなく、いきなり削除されるということもないです。予めAWSから202x年xx月xx日までに削除しますというメールが来ると思われます。

金額面

  • 延長サポートの金額が月額$175.20(¥25221.70。2024年9月現在)と比較的高額です。RDSのインスタンスクラスが大きいものであれば、RDSの運用コストの方が高くなることはありますが、例えばインスタンスクラスが"db.t3.medium"だと月額約$96(約¥13820.11。2024年9月現在)で延長サポートの金額よりも安かったりするので運用としては推奨できないです。また、本来のRDSの運用コストに合わせて、延長サポートの金額も上乗せされるので運用コストが高くなるので、繰り返しになりくどくなりますが、運用としては推奨はできないです。EOLまでに確実にバージョンアップすることを推奨します。
ヘッドウォータース

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