IT初心者のためのインフラ解説
こんにちは!株式会社ヘッドウォータースの新卒1年目の矢野と申します。
最近、ITインフラについて調べる機会があったので、ITインフラについてまとめてみました!
「ITインフラって何だろう?」と思っている方はこの記事を読んで、ITインフラについてのざっくりとした概要を押さえてみてください!
ITインフラとは?
ITインフラ(Information Technology Infrastructure)は、組織が情報技術を活用して業務を遂行するために必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、およびその他の技術的リソースを指します。ITインフラは、企業の効率性、生産性、および競争力を高めるための基盤となります。
ITインフラの構成要素
1. ハードウェア
- サーバー:データを保存し、アプリケーションを実行する高性能なコンピュータ。
- データセンター:多くのサーバーやストレージデバイスを収容する施設。
- ストレージ:データの保存と管理を行うデバイス(例:HDD、SSD、NAS)。
- ネットワークデバイス:ルーター、スイッチ、ファイアウォールなど、データ通信を管理するためのデバイス。
2. ソフトウェア
- オペレーティングシステム(OS):コンピュータハードウェアを管理し、他のソフトウェアの実行をサポートするシステムソフトウェア(例:Windows Server、Linux)。
- ミドルウェア:異なるアプリケーション間でデータのやり取りを容易にするためのソフトウェア(例:Webサーバー、アプリケーションサーバー)。
- アプリケーションソフトウェア:特定の業務やタスクを実行するためのソフトウェア(例:ERP、CRM、データベース)。
3. ネットワーク
- LAN(ローカルエリアネットワーク):限られたエリア内でデバイスを接続するネットワーク。
- WAN(広域ネットワーク):広範囲にわたって複数のLANを接続するネットワーク。
- インターネット:グローバルなネットワークで、データの送受信が可能。
4. データベース
- リレーショナルデータベース:データをテーブル形式で管理するデータベース(例:MySQL、PostgreSQL)。
- 非リレーショナルデータベース(NoSQL):柔軟なデータモデルを持つデータベース(例:MongoDB、Cassandra)。
5. セキュリティ
- ファイアウォール:不正なアクセスを防ぐためのネットワークセキュリティデバイス。
- 暗号化:データを保護するための技術。
- 認証と認可:ユーザーの身元確認とアクセス権限の管理。
6. クラウドコンピューティング
- IaaS(Infrastructure as a Service):IaaSとは、「Infrastructure as a Service」の略で、「サービスとしてのインフラ」という意味です。これは、インターネットを通じてコンピュータの基盤(インフラ)を提供するサービスのことです。
例えば、
家を建てるときに、まず土地や基礎、骨組みを用意しますよね?IaaSは、その土地や基礎、骨組みをインターネット上で提供してくれるものだと思ってください。これを使うことで、自分でサーバーを買ったり設置したりしなくても、すぐに使えるインフラが手に入ります。
メリット:
- 初期費用が安く済む。
- 自分で管理する必要がある部分は少ない。
- 必要に応じてリソース(CPUやメモリなど)を増やせる。
デメリット:
- 基本的な設定や管理は自分で行う必要がある。
- PaaS(Platform as a Service):PaaSとは、「Platform as a Service」の略で、「サービスとしてのプラットフォーム」という意味です。これは、アプリケーションを開発・実行するための環境を提供するサービスのことです。
例えば、
家を建てるときに、既に家の基礎や骨組みが完成していて、内装や家具の配置だけをすればいい状態を想像してください。PaaSは、その完成された家の基礎や骨組みをインターネット上で提供してくれるものです。
メリット:
- アプリケーション開発に集中できる。
- 環境設定や管理が簡単。
- スケーラビリティ(拡張性)が高い。
デメリット:
- プラットフォームの制約により、カスタマイズが難しいことがある。
- SaaS(Software as a Service):SaaSとは、「Software as a Service」の略で、「サービスとしてのソフトウェア」という意味です。これは、ソフトウェアそのものをインターネット経由で提供するサービスのことです。
例えば、
すでに家具もすべて揃っていて、すぐに住める状態の家を想像してください。SaaSは、そのようにすべてが揃った状態でソフトウェアを提供してくれるものです。
メリット:
- インストールや設定が不要。
- すぐに使い始めることができる。
- 自動でアップデートされる。
デメリット:
- インターネット接続が必要。
- カスタマイズが難しいことがある。
7. バックアップとリカバリー
- データバックアップ:データのコピーを作成し、安全な場所に保管するプロセス。
- 災害復旧(DR):大規模な障害や災害からのシステム復旧を計画・実施するプロセス。
8. IT運用管理
- 監視とアラート:システムの稼働状況を監視し、異常を検知する仕組み。
- ITサービス管理(ITSM):ITサービスの設計、提供、管理を行うフレームワーク(例:ITIL)。
まとめ
ITインフラは、コンピュータやインターネットを使うための基盤です。これがなければ、システムが動かず、データも守れません。
これだけは押さえてほしい!
- ハードウェア:コンピュータやサーバーなどの機器。
- ソフトウェア:コンピュータを動かすプログラム。
- ネットワーク:コンピュータ同士をつなぐ仕組み。
- データベース:データを保存・管理するシステム。
- セキュリティ:データを守るための対策。
-
クラウドサービス:
- IaaS:基盤の提供。
- PaaS:開発環境の提供。
- SaaS:ソフトウェアの提供。
これらが組み合わさり、私たちのIT環境を支えています。
以上を押さえておけば、ITインフラに関してイメージが出来ると思います!
Discussion
Good!!
この辺をわかっていれば即戦力になれる!!