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Azureを触り始めて1年、AZ-900を受験し合格する

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概要

Azureを触り始めて1年経ったので AZ-900: Azure Fundamentals くらいは余裕で取れるやろ、という気持ちで受験しました。事前勉強無しでとりあえずMS-Learnの練習評価を受けたところ、80%弱(合格ライン)取れたのでその日のうちに4日後の試験に申し込みました。3日間終業後2時間ずつほど勉強して受験したところ742点(700点以上で合格)でギリギリではありましたが合格できました。
ということで、今回は、

  • AZ-900とは
  • 自分の経験
  • 勉強方法

という形でまとめたので、同じような立場の方に気軽にAZ-900を受けようと思ってもらえれば。

AZ-900: Azure Fundamentalsとは

以下引用にあるように、Microsoft Azure に関する基本的な知識習得を実証したい人が取得するべき資格です。最低限のことはわかっていますよ、と言うのに業務実績以上に公式資格は大事だと自分は思っています。(合格ギリギリで本当に最低限の自分が言うのもアレですがこれからも勉強は続けるので許してください)

この認定資格の受験者は、クラウドの概念全般、特に Microsoft Azure に関する基本的な知識の実証を望むテクノロジの専門家です。 この認定資格は、Azure のキャリアに向けた一般的な出発点です。
次のような Azure アーキテクチャ コンポーネントと Azure サービスについて説明できます。

  • 計算する
  • ネットワーキング
  • ストレージ

また、Azure をセキュリティで保護、管理、管理するための機能とツールについて説明することもできます。
次のような IT 分野でのスキルと経験が必要です。

  • インフラストラクチャ管理
  • データベース管理
  • ソフトウェア開発

前提

  • Azure歴: 1年(それ以前の他のクラウド経験なし)
  • エンジニア歴: 4年
    • 以前はオンプレサーバーで機械学習・画像処理・ロボティクスやEdgeデバイスなど
  • 経験済みのAZ-900関連Azureサービスなど(Azure略):
    Virtual Network
    Private Endpoint
    Virtual Machine
    Storage Account
    App Service
    Container Apps, Container Resistry
    Webアプリ, Functions
    cosmos DB
    Monitor, Application Insights
    EntraID, ロール管理
    料金計算ツール
  • 取得済みAzure資格: AI-900, AI-102

他にも触ったことある関連サービスがあったかもしれませんが、上記サービスの経験はあってよかったかなという感じです。デプロイや管理まではしたことがなく「ちょっと触ったことある」「ポータル上で開いたことがある」程度のものも含まれていますが、触ったことがあるのとないのではやはり天と地の差があったと思います。
書いていて自分は何エンジニアと名乗るのが正しいのかよくわからないなと思いましたが、AIを学習部分から触れて、アプリのバックエンド作るのが専門寄りだけどフロントエンドもちょこちょこ触っていて、クラウドも一応触れますみたいな立ち位置です(フルスタックエンジニアを名乗れるほどのオールラウンダーではない)。

勉強方法

概要でも触れましたが、まずMS Learnの練習評価を受けました。MS Learnの練習評価を受けると下図のように自分の回答を見直すことができます。解説は大して役に立たないのでトレーニングのリンクを開いて流し読みしました。

MS Learnはすぐに英語ページに飛ばされるので、ブラウザ拡張機能で日本語ページに切り替えられるショートカットを設定しました(日本語訳が怪しいので得意な人はLearnも試験も英語の方が良いかもしれません)。
MS Learnの説明が読んでもわからないことがままあるので、コピペしてChatGPTに泣きつきました。
途中気になることが出たら実際にAzureポータルを触って色々確認しましたが試験に合格するためには特に必要ありませんでした。とはいえ今後使うときのためにはなるので、ただ資格を取っただけにならないためには必要かと思います。
勉強内容は以上で、別で参考書を買ったりUdemyを受講したり練習評価を再度受けたりはしませんでした(これは完全に舐めプで確実に合格したいのであれば何かしらはした方が良いと思います)。

感想

実際の試験は練習評価よりも重箱の隅をつつくような問題が多かったように思います。が、そういう細かい知識を土台としてちゃんと身に着けておくのが大事だよなと思う部分も多かったです。
改めてAzureの基礎と言われる部分を勉強してみて、Azureを実際に触るエンジニアはこの試験の範囲のことはちゃんと(調べて)答えられるレベルであるべきだなと感じました。ある程度の経験を積んだらみんな受けてみましょう、という気持ちです。
(逆にAzure及びクラウドサービスをほとんど触ったことがないところから勉強しようとすると折れてしまうかもしれないので、勉強が好きor得意な人以外にはあまりオススメできないかもしれません)

参考

https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/azure-fundamentals/?practice-assessment-type=certification&source=learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/resources/study-guides/az-900

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