プロンプトエンジニアリングって何
プロンプトエンジニアリングとは、AIに対して適切な質問や指示（プロンプト）を与えるための技術・学問分野です。
ChatGPTなどの生成AIは、質問や指示に従って文章や画像などを生成します。
このとき、AIは与えられた情報をもとに生成を行いますが、これらの情報を適切に用意することがプロンプトエンジニアリングの役割です。
そもそもプロンプトって何？
プロンプト（Prompt）とは、ChatGPTなどの生成AIとの対話やコマンドラインインタフェース（CLI）などの対話形式のシステムにおいて、ユーザが入力する指示や質問のことです。
AIがユーザの要求や問いに対して適切な応答や結果を生成するためには、明確で具体的なプロンプトが必要です。
不適切なプロンプトを使用すると、AIが望ましくない結果や誤った情報を生成する可能性があります。
プロンプトの構成
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| Instruction（命令・指示） | 生成AIモデルが実行する指示やタスク |
| Context（背景・文脈） | 出力の質を高めるために、生成AIモデルに考慮してもらいたい背景や外部情報 |
| Input Data（入力） | 生成AIモデルに回答して欲しい質問 |
| Output Indicator（出力形式） | 出力して欲しい形式、フォーマット |
どのような記述の仕方？
以下のように、簡単な例で記述方法を挙げてみます。
#命令・指示###
あなたは企業の経理担当です。次の条件をもとに上司にAIのメリットを伝えてください
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#背景・文脈###
・AIについて知識のない上司にAI導入のメリットを伝えたい
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#入力###
・会社の規模は300名で、売上高は8億円
・業務効率化を図るためにAIの導入を検討中
・上司はAIについては全く知りません
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#出力形式###
箇条書きでお願いします。
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回答：：
・業務効率向上: AIの導入により、経理業務の自動化が可能となり、請求書処理や経費精算などのルーチンワークが迅速に行われ、従業員はより戦略的な業務に集中できます。
・生産性向上: AIによる業務の自動化やデータ処理により、スタッフの生産性が向上し、同じ業務をより迅速にこなすことが可能となります。
・データ分析の強化: AIは大量のデータを高速かつ正確に分析できます。売上データや経費データの分析により、ビジネス上の優れた洞察が得られ、戦略的な意思決定がサポートされます。
・コスト削減: 初期投資が必要ではありますが、AIによる自動化や業務の効率化により、中長期的には経費の削減が期待できます。
・競争力強化: AIの導入により、業務プロセスの最適化が可能となり、競合他社との差別化が図れます。また、迅速な業務処理やデータ分析により、市場における迅速な対応が可能となります。
・将来的な投資価値: AIは技術の進化が進んでおり、将来的には新しい機能やアプリケーションが利用可能になる可能性があります。長期的な視点で投資価値を見据えることが重要です。
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