Juliaのバージョンを上げる手順
Linuxサーバーに立った開発環境のJuliaのバージョンを v1.5.0
から v1.6.0
へ上げたくて、アルコールを入れながらちょこっと作業をしたので、その時何をしたかのメモです。
# 私がいじった環境は、正しくはJuliaのDockerイメージをベースに作ったコンテナ(なのでUbuntu)なのですが、とりあえず対象広めに、、
なお、これを参考にしています。やはりStack Overflowは良い、、
手順
jillでJuliaをインストールする
Linux用にJuliaのインストーラーとして jill
があるよ、と言うことなので、これから v1.6.0
をインストールすることにしました。
リンクから読めるREADMEに沿って、
$ wget https://raw.githubusercontent.com/abelsiqueira/jill/master/jill.sh
$ bash jill.sh -v 1.6.0
これで、 /opt/julias/julia-1.6.0
との形で最新バージョンのJuliaが落ちてきます。
$ /opt/julias/julia-1.6.0/bin/julia --version
で、1.6.0
と出ればOKです。
シンボリックリンクを作り直す
/usr/local/julia/bin
に PATH
が通っており、/usr/local/julia
がシンボリックリンクで各バージョンとつながっている形になっているので、シンボリックリンクを作り直します。
$ rm -rf /usr/local/julia
$ ln -s /opt/julias/julia-1.6.0 /usr/local/julia
これで julia --version
と叩けば、1.6.0
と出てくれるはずです。
旧バージョン時にインストールしたパッケージをコピーする
バージョンアップの度にパッケージを入れ直すのは辛いので、旧バージョンの情報をコピーした上で、Pkg.update()
をかけて、心機一転パッケージたちも最新バージョンに上げていこうと思います。
まず、~/.julia/environments/${旧version}
に置かれている環境情報を、最新バージョン用にコピーします。
$ cp -r ~/.julia/environments/v1.5 ~/.julia/environments/v1.6
その上で、Juliaコンソールに入って
(@v1.6) pkg> update
これでパッケージの最新化も含めて完了です。
まとめ
パッケージマネージャーでサクッと、、と言う訳には行かずも、思ったより楽に事は済みました。めでたし!
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