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2022年の総括をしよう

2023/02/04に公開

はじめに

こんにちは。トドケールで CTO をしています @hayata_yamamoto です。

今回は、2022 年最後の記事ということで、2022 年の総括となるような内容にできればと考えています。目次がサマリになるように書いておりますので、お急ぎの方は目次だけお読みください。なお、本記事で紹介する内容のほとんどはテックブログに詳細な記事がありますため、そちらも合わせてご覧くださいませ。

2022 年を通してのカイゼン

開発プロセスを再構築し、運用を始めた

よりよい体験をユーザーのみなさまに提供するために議論を重ね、全社として継続して開発プロセスを再構築してきました。結果的に以下の二つに開発プロセスをフェーズ分けすることになりました。弊社のプロジェクトカルチャーについては、note の記事に詳細が記載されております。

関連記事

https://note.com/todoker/n/n7b9446334dbf?magazine_key=mddd31832feea
https://zenn.dev/todoker/articles/2022-notion-github-project-task-management
https://zenn.dev/todoker/articles/2022-delegation-porker-trial

技術負債が大幅に返済された

弊社の技術スタックは、年初に比べてさほど大きくは変わっていません。クライアントサイドは、React の恩恵に全乗っかりする形をとっており、バックエンドは Python で書いています。Terraform でのインフラ管理も変わらずです。 その中で大きく二つの変更を行ってきました。

  1. フロントエンドアプリケーションを React.js から Next.js へ移行(現在進行中)
  2. バックエンド API を GraphQL から REST に置き換え(90%程度完了)

これらによって、プロダクトに対して新しい機能を追加したりや改善を施す対応を効率的に実施できるようになりました。現在もまだ継続して行っていますが、プロジェクト化し、開発チーム内で意思決定できる状態で進められています。

関連記事

https://zenn.dev/todoker/articles/todoker-tech-2022
https://zenn.dev/todoker/articles/2022-appsync-cloudwatch-logs
https://zenn.dev/todoker/articles/2022-amplify-monorepo

品質保証体制の構築と運用

どうしても限られた時間とメンバーでプロダクトの品質を保証しようとすると、検証の網羅度が犠牲になってしまう問題を抱えていました。プロダクトの品質は重要であるものの、それと同じくらいプロダクトに対する新しい機能開発や既存機能のブラッシュアップも重要で、どうしてもトレードオフになる選択を取らざるを得ないシーンが続いていました。

この問題を解消すべく、外部のパートナー企業と協業し約 1 年を通して、プロダクトの品質保証体制を整えてきました。検証をお願いしていくにあたり、副次的な効果として各ページや各機能の仕様を整理し直すきっかけにもなりました。初期のタイミングには、テストケースをチームで大量に作成するプロジェクトを走らせました。ビジネスサイドも好意的に協力してくれたこともあり、かなり迅速にテストケースを準備することができました。この点でも、ビジネスサイドとプロダクトサイドの垣根が低い弊社のカルチャーが色濃く出た良い事例になりました。

現在では、iOS, Android の複数端末でのアプリ検証とウェブのクロスブラウザ検証を行うことができており、リリースのたびに数千件のテストケースが検証される体制ができました。リリース前の検証とリリース後の検証も走るようになり、エンジニアとカスタマーサクセスが協力し、品質保証・機能検証にコミットできるようになってきています。ユーザー様に機能を提供する前に、意図しない不具合はある程度まで解消できるようになりました。


また、技術負債の解消と開発プロセス見直しに合わせて、フロントエンドでは Storybook を用いたフロントエンドのテスト実装を加速化させています。バックエンドも単体テストや結合テストを継続的に行い、カバレッジの値を追跡しています。CodeClimate と合わせながら、技術負債になっておりかつ、実装が複雑化しているものから中心にリファクタリングを行いながら、必要であればアーキテクチャの設計見直しを行うようになっています。

関連記事

https://zenn.dev/todoker/articles/2022-code-climate

テックブログや採用広報での情報発信力が向上してきた

2022 年の末より、採用に力を入れて情報発信を進めてきました。主に、

  • 弊社自体や働く人たち、カルチャーなどを取り上げた note の運用
  • zenn での技術ブログの運用

の二つに注力してきました。カジュアル面談や採用面接などを通して、弊社の事業領域はどうしてもとっつきにくく感じられてしまいやすい課題があったためです。結果として、本テックブログにおいては Google Analytics の結果を見ると年間で PV は 2 万弱に到達し 1 万弱のユーザーに見ていただける状態まで到達できました。(これを年間ではなく、単月に持っていきたいのが本音ですが...)

https://note.com/todoker
https://zenn.dev/todoker

おわりに

2022 年にやれたことは思っていたよりもたくさんありました。一方で、積み残した課題もたくさんありました。2023 年はより多くの課題を解決し、より多く方々がプロダクトを通じて、「嬉しい」「楽しい」「よかった」とポジティブな気持ちを持てるよう努めていきます。

最後に、弊社ではトドケールの開発を牽引してくださるエンジニアのみなさんを募集しています!募集中のロールは以下のリンクよりご確認いただけます。気になった方はいつでもご連絡くださいませ!
https://todoker.notion.site/efc2eea5eb054b6e8757fa3553af58d1

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