Claude Code と Gemini CLI と Codex CLI のカスタムスラッシュコマンドを相互に変換、あるいは同期する
TLDR
(2025/10/10追記)
次の3つのコーディングエージェントの Custom Command を相互変換や同期できるコマンドラインツールになりました。
- Anthropic Claude Code の Custom slash commands
- Google Gemini CLI の Custom commands
- OpenAI Codex CLI の Custome prompt
インストール
npm install -g agent-command-sync
して aasync -h
で使い始められます。
使用例
# Claude Code から Gemini CLI への変換
acsync -s claude -d gemini
# Gemini CLI から Codex CLI への変換
acsync -s gemini -d codex
# 適用せずに変更内容だけプレビュー
acsync -s claude -d codex --noop
使用イメージ
Gemini CLI のカスタムスラッシュコマンド
Gemini CLI にいつの間にかカスタムスラッシュコマンドがきていた。記事の日付は7/31だからもうけっこう前ですね。
Claude Code のカスタムスラッシュコマンドとは書き方が異なる
お、 ~/.claude/commands から ~/.gemini/commands にシンボリックリンクしてやるか、と思ったけど仕様が似ているようで微妙に違いました。
上記のリリース記事には toml に対するこだわりが感じられます。Markdown のフロントマターは Toml でも書けるし一緒では?という気がしますが、別に Claude Code のそれらと比べてとはもちろん書かれていません。
The .toml file provides a powerful and structured base on which to build extensive support for complex commands.
.toml ファイルは、複雑なコマンドに対する広範なサポートを構築するための強力で構造化された基盤を提供します。
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Gemini CLI のカスタムスラッシュコマンドのドキュメント: https://github.com/google-gemini/gemini-cli/blob/main/docs/cli/commands.md#custom-commands
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Claude Code のカスタムスラッシュコマンドのドキュメント: https://docs.anthropic.com/en/docs/claude-code/slash-commands#custom-slash-commands
Claude Code の資産をそのまま使いたい
なので Claude Code のカスタムコマンドを Gemini CLI のそれらにまとめて全部変換するスクリプトを書きました。だいぶ雑ではあるけど、手元のコマンドはひととおりうまく変換されて認識されてました。
Chezmoi
私は https://www.chezmoi.io/ でカスタムスラッシュコマンドを管理しているので run_onchange_
のスクリプトに登録しておくことで、変更があったら自動で適用されるようにできます、たぶん。(まだ試してない)
ドキュメント: https://www.chezmoi.io/user-guide/use-scripts-to-perform-actions/
おまけ
Open Code
Open Code にはまだカスタムスラッシュコマンドはないもよう。
Issue ではみんな「Claude Code みたいなの!」とドキュメントのリンクを貼って連呼してくれているので、機能追加されても今度は変換しなくて済みそうです。
Grok CLI
リリースされたとき以来ぜんぜん触ってないんだけど、開発自体は粛々と続けられているようです。
カスタムスラッシュコマンドは Issue すらまだなさそうです。 https://github.com/superagent-ai/grok-cli/issues
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