iPadと外部キーボードを快適に使うための設定とショートカット
背景
iPad は、Magic Keyboard や Smart Keyboard Folio、あるいはサードパーティ製の Bluetooth キーボードと組み合わせることで、ラップトップに近い生産性を発揮します。しかし、キーボードを接続しただけでは、そのポテンシャルを最大限に引き出すことはできません。
この記事では、私がロジクールの K380
ワイヤレスキーボードを iPad で利用する際に、より快適な操作性を実現するために行っている設定と、覚えておくと便利なショートカットキーをまとめます。
使用キーボード: ロジクール K380 マルチデバイス Bluetooth キーボード
最初にやるべきキーボード設定
iPad に外部キーボードを接続したら、まず「設定」アプリでいくつかの項目を見直しましょう。
設定 > 一般 > キーボード > ハードウェアキーボード
ここが外部キーボードに関する設定の中心地です。
1. キーボードタイプを正しく設定する
iPad は接続されたキーボードのレイアウト(JIS, ANSIなど)を自動で認識しようとしますが、うまくいかない場合があります。記号が刻印通りに入力できない場合は、この設定を確認してください。
-
キーボードタイプ
をタップし、お使いのキーボードに合わせてJIS(日本語)
やU.S.
などを選択します。
2. 入力ソースの自動切り替えをオフにする
デフォルトでは、地球儀キー(🌐)を押した際に、利用可能な全ての言語が順番に切り替わります。英語と日本語しか使わない場合、他の言語(絵文字など)が間に入ってきて煩わしいことがあります。
-
入力ソース
>"🌐"を押して入力モードを切り替える
を オフ にします。 - これにより、
Control + Space
で次の入力ソース、Caps Lock
で英字/かなの切り替え、といったよりPCライクな操作に統一できます。
3. 修飾キーの役割を変更する
キーボードによっては、Caps Lock
や Control
, Option
, Command
キーの配置が使いにくい場合があります。これらのキーの役割を入れ替えることができます。
-
修飾キー
をタップします。 - 例えば、
Caps Lock
キーをControl
キーとして機能させたい場合は、Caps Lock キー
の項目を^ Control
に変更します。HHKB ユーザーなどにはお馴染みの設定ですね。 - 私は
Caps Lock
キーを地球儀
キーに割り当てて、入力ソースの切り替えに利用しています。
覚えておくと便利なショートカットキー
iPadOS は、macOS と同様の豊富なキーボードショートカットに対応しています。これらを覚えるだけで、画面に触れる回数が劇的に減り、作業効率が向上します。
システム全体のショートカット
ショートカット | アクション |
---|---|
Command (⌘) + H |
ホーム画面に戻る |
Command (⌘) + Space |
Spotlight 検索を表示 |
Command (⌘) + Tab |
アプリを切り替える |
Command (⌘) + Shift + 3 |
スクリーンショットを撮る |
Command (⌘) + Shift + 4 |
スクリーンショットを撮ってすぐに編集・マークアップ |
地球儀 (🌐) + Q |
クイックメモを表示 |
地球儀 (🌐) + S |
Siri を起動 |
地球儀 (🌐) + F |
フルスクリーンアプリを Split View や Slide Over にする |
ヒント: アプリの使用中に Command (⌘)
キーを長押しすると、そのアプリで利用可能なショートカットの一覧が表示されます。
テキスト編集のショートカット
テキスト入力中のショートカットは、Mac とほぼ同じです。
ショートカット | アクション |
---|---|
Command (⌘) + C |
コピー |
Command (⌘) + V |
ペースト |
Command (⌘) + X |
カット |
Command (⌘) + Z |
取り消す |
Command (⌘) + A |
すべて選択 |
Command (⌘) + B |
太字にする |
Option (⌥) + ←/→ |
単語単位でカーソルを移動 |
Command (⌘) + ←/→ |
行頭/行末にカーソルを移動 |
まとめ
iPad と外部キーボードの組み合わせは、適切な設定とショートカットの活用によって、驚くほど快適な作業環境に変わります。特に、修飾キーのカスタマイズは個人の好みに合わせて調整することで、タイピングのストレスを大幅に軽減できます。
今回紹介した設定やショートカットをベースに、ぜひ自分だけの最強の iPad キーボード環境を構築してみてください。
この記事はAIによって修正・追記されました。
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