明日、何に時間を掛けるべきか?
よくある図式
よく見る下記のような図式があります。
よく本とかで見るあれです。
こういう図について言われるのが「この図の中心になることをやるべきです。」という話だと思います。
それを目指して人生頑張ってください!とかいう話です。
ではどう頑張るのかというと、具体的な部分が書かれていなかったりするので自分なりにまとめてみました。
周りはどこまでやってくれるのか?って話
この記事の読者は、おそらく会社員か学生だと思われます。
会社員の場合は最低限は「お金が稼げている状態にある」と思います。(逆に学生の場合は自分で稼げていない場合が多いと思います。)
この状態はこの図でどこなのかという話をすると、おそらくこのあたりです。
好きではないけど…お金は稼げている!という状態です。
また、仕事で毎日行っている作業は自分の中で得意なことになっているはずです。
つまり、普通に会社に行って会社員をするだけでこの図の中腹まではいける訳です!(やったー)
しかし、ここからどのように好きなことの方に自分の位置を持っていくかだと思います。
自分の好きなことはなにか?
自分で選んだ会社なので、そもそもある程度は好きなことをされているとは思います。
しかし、何が不満なのでしょうか?
よくあるパターンはやろうと思っていた業務を依頼されていないような状態だと思います。
例えば、自分はプログラム書くのが好きなのに、人の管理をするような仕事を任されている。
よくあるパターンは社内では人的リソースを確保しておらず、ほとんど外部に委託してしまっている。
俺はただプログラムがしたいのだ!ってパターンですね。
このときはどうすればいいのでしょうか?
問題なのは他人の考えと自分の考えのズレ
この例の場合もそうですが、他人はどう思っているかというのがとても重要となります。
プログラムがしたいという気持ちは置いておいて、会社を経営する立場からするとどうでしょうか?
会社的にはプログラマは過渡期には必要となるが、閑散期に大量に抱えているとリスクになってしまいます。
そうすると社内でプログラマを大量に雇い入れて置いておくというのはかなりリスクが高いですので、外部に委託したほうがリスクが抑えられるという判断になるのではないでしょうか?
その場合に、優秀なプログラマよりも、優秀なマネージャーが必要になってきます。
ですので、会社的には優秀なマネージャーとしてあなたを教育して、管理したいという考えになるのではないでしょうか?
組織では更に複雑化する
組織になると、更に複雑化してきます。
例えば先程の例が「社長とあなただけの2名の会社」であれば話は単純になるかと思います。
単純にあなたと社長が話し合えばいいだけです。
社長的には「マネジメントをしてほしい」という意思があり、あなたは「プログラミングをしたい」という意思があります。
極端な話、話がまとまらなければ、あなたは辞めてしまえばいいだけです。
社長もその事も含めて話し合いを行ってくれるでしょう。
しかし、組織になると話し合いが複雑化してきます。
ほとんどの会社組織は階層化されていて、社長や役員が全体の意思決定を行い、それを各部署のマネージャーが部署の意思決定を行い、それを各チームのリーダーがチームの意思決定を行い、それを各メンバーが個人の意思決定を行います。
あなたにマネジャーをやってほしいと意思決定をしているのは、チームの方針なのか、部署の方針なのか、それとも会社の方針なのか、それとも社長の個人的な意思なのか、それとも役員の個人的な意思なのか、それとも株主の個人的な意思なのか、それとも…という話になってきます。
あなたはそこに対してアクションを取って現状を回復するか、将来的に自分が好きなことをできるような状態に持っていくかを考える必要があります。
これは会社に対しては酷く難しい方法です。
不明確な場合の対応策
例えば、そういった意思決定者がかなり遠く対応が難しい場合はどのように対応すればいいでしょうか?
極端な一例としては「会社組織から出る」というのがあります。
しかし、一度出てしまうと色々な制限が発生してしまい難しい側面が出てくると思います。
例えば次の会社が今回よりも良い条件の会社であればいいですが、そうでない場合はどうでしょうか?
無計画に会社をやめてしまうと「他人や他社に依存した形で人生が決まってしまう」という状態に追い込まれます。
それではどうすればいいでしょうか?
「これをすれば確実にこうなる!」という方法がないレベルになってくると思います。
「これをすれば確実にこうなる!」という方法がない場合は、下記の手順にて対応を行います。
- 仮説を立てる
- 仮説に対して、検証を計画する(期限付き)
- 計画を実行する
- 結果を検証する
具体的に私がプログラミングを行いたい技術者だが、マネジメントをやらされているという状態であれば、下記のように考えを組み立てます。
1. 仮説を立てる
- 会社の要望でマネジメントをやらされている状態であり、現状の会社ではプログラミング技術を求められていない
- プログラミングを求めている会社に移籍する必要がある
- プログラミングを求められている会社は下記の2種類存在する
- 自社内で大きなシステムを持っており、自社にて開発を行っている会社
- 他社のシステムを受託開発している会社
- 1の会社は入る難易度が高いが、入れれば高い技術のプログラミングを求められる。2の会社は入りやすいが、低賃金に陥りやすい。
- 1の会社を目指し、2は最終手段として考える
- 1の会社の求人を受けてみれば受かる可能性があるのではないか?(仮説)
- 10社受けてみて結果と傾向を見てみる。
2. 仮説に対して、検証を計画する(期限付き)
- 10社の会社を選定する
- 10社の書類要望と面談を行う
- その時に、自身が落ちた理由についても確認する
- 10社完了後に不足している点についてまとめて再度仮説を立てる
3. 計画を実行する
計画通りに実施する
4. 結果を検証する
10社分の結果と不足点について取りまとめる。
不足点を用いて再度仮説を立てる。
まとめ
このように、自分の好きなことをやるためには、自分の好きなことをやるための仮説を立てて、それを検証していく必要があります。
無計画に人生を過ごすと自分の望んでいないほうに人生が流れていってしまいます。
あなたは人生のどの地点にいて、最終的にはどこに行きたいですか?
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