💻

【無料】自分専用のwordpress環境をクラウド上に構築する

2023/03/25に公開
2

概要

自分のブログを作りたい!副業アフィリエイトで稼げるようになりたい!
そういったときに候補の一つに上がるのがwordpress。
wordpressの環境構築まで対応してくれるレンタルサーバ会社もありますが、
サーバの利用を前提にしているなど、少なくないお金がかかってしまうのが現実です。
そんな中でも無料で、クラウド上にwordpress環境を構築できる方法について紹介します。

対象読者

こんな方にとっては、有益な情報が少しくらいあるのではないでしょうか。

  • wordpressがどんなものか実際に触ってみたい
  • できればローカル以外に環境を作りたい、使い終わったら丸ごと消したい
  • 自分のブログをwordpressで作る前にいろいろなテーマを試してみたい

ゴール

この投稿を読み終わる頃には、wordpress環境ができあがっています(使い終わったら削除できる!無料!!)

前提

今回の環境構築を初めて行ったとき、私はこういう状態でした。

  • wordpressは名前だけ聞いたことあるけど、実際に触ったことはない
  • 環境セットアップでつまずいたときに、初めて遭遇するエラーでもネットで調べられる範囲では自己解決できる
  • プログラミング言語で思った通りの処理は実装できる、だけど環境周りは普段ほとんど触らない
  • apacheとかほとんど触ったことがない

背景

本業とは別で、何か新しいことに挑戦してみようと思っていた時に出会ったのがアフィリエイト。
良し悪しどちらもある分野ですが、まずは実際に自分で触ってみようと思っていた矢先、
wordpressを見つけました。
ネット上では、ローカルにwordpressを構築する方法が山ほど出てきますが、
実際wordpressを触ってみた後で、やっぱ違うかもとなったときにローカルが汚くなるのも
いやだな~と感じていた時に見つけたやり方です。

気を付けること

今回は特にありません。
ただし、初めてやってみたときにはテーマのインポートのところで躓きました…ということだけは共有させていただきます。

手順

ここからが具体的な手順となります。
今回も、goormIDEというクラウドIDEを使用します。
 1.Google アカウント作成
 2.goormIDE登録
 3.コンテナ作成
 4.動作確認!
 5.テーマの追加

1.Google アカウント作成

言わずもがな。作成済みの方はスキップしてください。

2.goormIDE登録

メニューの登録ページから登録します。Googleアカウントで登録できます。

3.コンテナ作成

コンテナ一覧から新しいコンテナを作ります。

項目 設定値
名前、説明 任意の値
地域 ソウル
公開範囲 プライベート
スタック WordPress
その他 デフォルト設定

4.動作確認!

環境構築が完了しました。これでもう自分専用のwordpress環境ができました!
構築完了
できました!

といわれても、ただのコンソール画面ですけど…?て感じですよね(笑)
一回でもwordpressを触ったことのある方からすれば、あのURLを叩けば…など
やることがわかるのでしょうけど、初心者にとってはさっぱり分かりません。

ということでまずはgroomIDEのヘルプページを探してみると、ちゃんと書いてあるのですね。
まずは、wordpressコマンドの追加をします。
コマンドタブからRUNのオプションを開き、wordpressコマンドを追加する
コマンドタブからRUNのオプションを開き、wordpressコマンドを追加します

そして、プレビューしてみると、wordpressにアクセスできるはずです…!
新しいタブでプレビュー
新しいタブでプレビュー

アクセスできました!
アクセスできました!

このあと、DB接続情報を入力必要があります。そんなの知らないよ!という感じですよね。
それでも安心です。上記のgroomIDEヘルプページに書いてありました。
加えて、もう1ステップほどあるので、
ヘルプページに書かれている手順はすべて対応してください。
必要な情報はすべてdatabase_info.txtに書いてあります
必要な情報はすべてdatabase_info.txtに書いてあります

すべての手順を終えると、投稿したり固定ページを表示したりできるようになっています。
無事に管理コンソールを使えるようになりました。
無事に管理コンソールを使えるようになりました。

ここまでで環境セットアップは完了です!
記事を投稿するといったことはすでにできるようになっています。
あとはいろいろと試してみても良いかもしれません。

ただし中にはテーマも導入したいという方もいるかと思うので、当記事ではもう1手順紹介します。

5.テーマの追加

最後にテーマの導入手順紹介です。
テーマはデザインのテンプレートだったり、SEO対策設定だったりをいろいろと含むWebサイト全体のテンプレのようなものです。
テーマとは

wordpress公式として公開されているものから、一般の方々が作成されたものまで
数多くのテーマが公開されていますが、
今回はCocoonという人気の無料テーマを導入します!

https://{domain}/wordpress/wp-admin/theme-install.php?browse=new

多くのテーマについては、上記URLから導入したいテーマをインポートできるのですが、
一部のもの(Cocoon等)については、エラーとなりそのままではインポートできません。
なぞのエラーが出てしまう…
なぞのエラーが出てしまう…

参考までに、ログにはこんなメッセージが出力されます。

/var/log/apache2/error.log
 PHP Warning:  POST Content-Length of 15416865 bytes exceeds the limit of 8388608
 bytes in Unknown on line 0, referer:(略)

どうやら、php側で設定されている一度のリクエストにおける最大サイズを超過してしまっているようです。
そのため、最大サイズを拡張する必要があります。(変えた後はサーバ再起動が必要です。)

/etc/php/7.4/apache2/php.ini
;もともとは8M
post_max_size = 32M

;もともとは8M
upload_max_filesize = 32M
/etc/php/7.4/cli/php.ini
;もともとは8M
post_max_size = 32M

;もともとは8M
upload_max_filesize = 32M
command
service apache2 restart

この変更で、インストールできるようになりました!
Cocoonの詳細やインストールの対象については、上記公式ページを参考にしてみてください。
無事インストール成功
無事インストール成功

まとめ

今回はクラウドIDEにおける、wordpress環境の構築方法についてご紹介しました。
環境構築は躓きポイントが多く、手間なところではあります。
でも大事なのは、環境構築が終わった後のいろいろと試す部分だったりするのですよね。

みなさんにおいては、この記事を参考に環境はサクッとつくっていただき、
wordpress本来の特性を活かした、見た目の良いホームページを簡単に作れるところや
各種SEO設定などを試す部分にたくさんの時間を費やしていただければ幸いです!

Discussion

lonely_creator_mlonely_creator_m

はじめまして。
wordPressの追加コマンドを実行することができず、困っています。
画像で、赤線が引かれている・・・のアイコンが無いのです。
他の方法でwordPressの追加コマンドを入力出来たらよいのですが、何か情報をお持ちでしたら、教えて頂けますと幸いです。

はしけんはしけん

それであれば直接コマンドを実行いただければよいのではと推察します。
service...というコマンドをターミナルに入力して実行することで、wordpressサーバーを起動することができるのではないでしょうか。