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CCNP-ENARSIのマニア問題対策メモ

はるるんはるるん

ループフリー代替(LFA)IP Fast Reroute(IP FRR)機能

修復パスまたはバックアップルートを事前に計算し、RIBテーブルにインストールすることにより、障害時のルーティング遷移時間を50ミリ秒未満に短縮することができる。
事前に計算された修復パスまたはバックアップルートのことをLFA(ループフリー代替)と呼ぶ。

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LFAタイブレークルール

特定のプライマリパスに複数の候補LFAがある場合、タイブレークルールを使用して、プライマリパスごとに一つのLFAを選択する。
以下の四つの属性を使用してタイブレークルールは実装されます。

  • インターフェース分離(interface-disjoint):保護されたプライマリパスと発信インターフェースが同じLFAを排除する
  • ラインカード分離(linecard-disjoint):保護されたプライマリパスとラインカードが同じLFAを排除する
  • 下位修復パスメトリック(lower-repair-path-metric):保護されたプライマリパスに対するメトリックが高い(優先度が低い)LFAを排除する。
  • 共有リスクリンクグループ分離(srlg-disjoint):保護されたプライマリパスでSRLG(共有リスクリンクグループ)のいずれかに属するLFAを排除する。SRLGというのは、ネットワーク内のリンクが共通のファイバー(または共通の物理リンク)を共有している状況を意味します。例えば1つのリンクで障害が発生すると、グループ内の他のリンクでも障害が発生してしまう可能性があるということである。

上記属性を利用してプライマリパスごとに一つのLFAを選択するようにする。