Open7
Proxmoxのバックアップデータをクラウドに保存してみる
きっかけ
- Backup Proxmox VE to the CLOUD! Backup Hook Scripts and S3 :: apalrd's adventures
- pve-manager/vzdump-hook-script.pl at master · proxmox/pve-manager
環境
PVE 8.2.2
やってみたいこと
rcloneを使ってデータをGoogle Cloud Storageに投げる。
ProxmoxのGUIから、バックアップジョブを作成する。
Proxmox shellで、バックアップ設定ファイルを確認する。
# cat /etc/pve/jobs.cfg
vzdump: backup-b1aa4f03-92bb
schedule 18:00
compress zstd
enabled 1
fleecing 0
mode snapshot
notes-template {{guestname}}
prune-backups keep-last=1
storage local
vmid 101,102,111,112,114
問題発生
日次バックアップと月次バックアップでファイルの保存ディレクトリを変更したいがうまくいかない。
具体的には、jobs.cfg
に dumpdirオプションを追加してバックアップファイルの保存先を変更しようとすると、
-
TASK ERROR: cannot use options 'storage' and 'dumpdir' at the same time
が出る - storageオプションを削除すると、dumdpirオプションで指定したディレクトリにバックアップファイルを保存できるが
- GUIからバックアップ設定を変更すると、
jobs.cfg
に storageオプションが追記されてしまう(GUI上で入力必須項目になっているためと思われる) -
TASK ERROR: cannot use options 'storage' and 'dumpdir' at the same time
が出る
というループになっちゃう。
回避策
ProxmoxのDatacenterの設定で、バックアップデータ専用にDirectory型のStorageを追加する。IDはlocal-monthly
とした。
デフォルトの dumpdir が/var/lib/vz/dump/
なので、その配下にmonthly
ディレクトリが作成されることになる。最終的なバックアップデータは更にその下の/var/lib/vz/dump/monthly/dump
ディレクトリ配下に保存される。
以下のスクリプトをroot
配下にvzdump-hook-script.pl
として保存する。