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Javaの超基礎

2024/08/28に公開

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Javaの基礎について大学生向けに説明しますね。Javaは、オブジェクト指向プログラミング言語の一つで、主にアプリケーション開発やWeb開発などに使われています。以下は、Javaの基本的な概念と要素です。

1. Javaの特徴

オブジェクト指向: Javaはオブジェクト指向プログラミング言語で、プログラムをオブジェクト(データと機能の集合)として表現します。

簡潔で分かりやすい: 他のプログラミング言語と比べてシンプルな構文を持っています。

2. Javaプログラムの基本構造

Javaのプログラムは、クラスという単位で構成されています。以下はJavaのシンプルなプログラムの例です。
Javaの基本的なプログラム例として、「Hello, World!」を出力するプログラムの各単語の意味を一つ一つ説明します。

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello, World!");
    }
}

各単語の意味

public:

このキーワードは「公開」を意味します。クラスやメソッドを他の場所からも使えるようにするために使います。ここでは、HelloWorldクラスとmainメソッドを公開して、どこからでもアクセスできるようにしています。
class:
クラスを定義するためのキーワードです。クラスはオブジェクトの設計図であり、Javaプログラムはクラスから構成されます。ここでは、HelloWorldというクラスを定義しています。

HelloWorld:

クラスの名前です。ここでは、このクラスの名前が「HelloWorld」になっています。クラス名はプログラム内でクラスを識別するためのものです。

{ }(中かっこ):

中かっこは、コードのブロック(塊)を示します。クラスやメソッドの始まりと終わりを表します。HelloWorldクラスの内容は { } 内に書かれています。

public (再び):

mainメソッドも公開されています。このメソッドはJavaのプログラムのエントリーポイント、つまり最初に実行される部分なので、外部からアクセスできるようにpublicが使われています。

static:

このキーワードは、メソッドがクラス自体に属していて、クラスのインスタンス(オブジェクト)を作らなくても使えることを示します。mainメソッドはプログラムの開始時に呼び出されるので、staticで定義されています。

void:

mainメソッドの戻り値の型を指定します。voidは「何も返さない」という意味です。つまり、このメソッドは何も値を返しません。

main:

Javaプログラムのエントリーポイント、つまり実行が始まる場所を示すメソッドの名前です。すべてのJavaアプリケーションにはmainメソッドが必要です。

(String[] args):

mainメソッドが受け取る引数(パラメータ)です。String[]は文字列の配列を表し、argsはその配列の名前です。プログラムを実行する際にコマンドラインから入力されたデータがここに入りますが、このプログラムでは特に使っていません。

System.out.println:

SystemはJavaの標準クラスで、outは標準出力ストリーム(通常はコンソール)を表します。printlnは文字列を出力して改行するメソッドです。ここでは「Hello, World!」というメッセージをコンソールに表示します。

"Hello, World!":

ダブルクォーテーションで囲まれた文字列リテラルです。この部分がそのままコンソールに表示されます。

3. 変数とデータ型

Javaでは、データを保存するために変数を使います。変数にはデータ型があり、どのようなデータを保存できるかを決めます。以下にいくつかの基本的なデータ型とその使用例を示します。

int: 整数を保存します。

int number = 10;

double: 小数点数を保存します。

double price = 19.99;

char: 単一の文字を保存します。

char letter = 'A';

String: 文字列を保存します。

String name = "John";

4. 条件分岐

Javaでは、条件に応じて異なる処理を行うために、条件分岐を使用します。最も基本的なものはif文です。

int age = 20;

if (age >= 18) {
    System.out.println("You are an adult.");
} else {
    System.out.println("You are not an adult.");
}

5. ループ

同じ処理を繰り返し実行する場合、ループを使います。Javaの代表的なループにはforループがあります。

コードをコピーする
for (int i = 0; i < 5; i++) {
    System.out.println("Iteration: " + i);
}

6. オブジェクト指向の基本

オブジェクトって何?

Javaのプログラミングでは、オブジェクトというものを使います。オブジェクトは、簡単に言うと「データ」と「そのデータを使った動き(操作)」をひとまとめにしたものです。

たとえば、「犬(Dog)」をオブジェクトとして考えてみましょう。犬には名前や年齢がありますし、吠えることもできます。これをJavaで表現すると、次のようになります。

オブジェクトの作り方

1. クラスを作る

public class Dog {
    // 名前と年齢というデータ(プロパティ)
    String name;
    int age;

    // 吠えるという動き(メソッド)
    public void bark() {
        System.out.println(name + "がワンと吠えました!");
    }
}

クラスの定義

public class Dogは、Dogという名前のクラスを定義しています。

プロパティ(属性)

String nameとint ageは、それぞれ名前と年齢を表す変数(データの入れ物)です。これらはオブジェクトの状態を表します。

メソッド(動き)

public void bark()は、Dogオブジェクトが「吠える」動作をするメソッドです。このメソッドは名前を使って「○○がワンと吠えました!」と表示します。

2. オブジェクトを作る

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        // Dogクラスから「犬」を作る
        Dog myDog = new Dog();

        // 犬の名前と年齢を設定する
        myDog.name = "ポチ";
        myDog.age = 2;

        // 犬に吠えさせる
        myDog.bark();  // 結果: ポチがワンと吠えました!
    }
}

オブジェクトの生成

Dog myDog = new Dog();は、Dogクラスから新しいDogオブジェクトを作成し、それをmyDogという名前の変数に格納しています。この行で実際の「犬」が生まれるわけです。

プロパティの設定

myDog.name = "ポチ";とmyDog.age = 2;で、myDogオブジェクトの名前と年齢を設定しています。ここで「ポチ」という名前と年齢2歳の犬を作っています。

メソッドの呼び出し

myDog.bark();は、myDogオブジェクトのbarkメソッドを呼び出して、「ポチがワンと吠えました!」と表示させています。

オブジェクト指向のまとめ

クラス: 設計図(例: 犬の特徴を定義する)。
オブジェクト: 設計図から作られた実際のもの(例: ポチという犬)。
オブジェクトにはデータ(名前や年齢)と動き(吠える)が含まれています。
これがJavaでのオブジェクトの基本的な考え方です。実際にプログラムを作るとき、オブジェクトを使うことで、データをわかりやすく整理して、使いやすくすることができます。

まとめ

Javaの基本を押さえるためには、クラスとオブジェクト、変数とデータ型、条件分岐、ループの理解が重要です。これらの概念を基にして、より高度なプログラムを作成できるようになります。実際に手を動かしてプログラムを書いてみることで、理解が深まるでしょう。

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