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Replit Agentで1時間で0 -> 1でzenn.devもどきを作ろうとした話

2024/11/22に公開

Replit Agentとは

ReplitというサービスのAI Agentです。課金すると使えます。

どういうWebアプリケーションなの?

以下にデプロイしました。そのうち落とします。

https://coding-platform-but-knowledge-base.replit.app/

やりたかったこと

自分はこの頃ニートをしていて本とかを読んでいたので、生成AIに関するキャッチアップが遅れていました。なので、どういうサービスが出ていてどういうことが可能かを調査していました。

調べている過程で、そもそもLLMは抽象化するとネットワークでありグラフでもあり、我々の脳も抽象化してしまえばネットワークでありグラフだから、我々の脳も「LLMみたいなもの」と言い切っていいんじゃないかと思いました。 それで、Knowledge Baseも脳の外部ストレージというふうに考えることができるし、だいたいKnolege Baseもネットワークだしグラフだし、しかもLLMのキャッシュというふうに考えることもできるし、成果物から見るとKnowlege BaseはExplainable AIでもありそうだなと思いました。

そういうわけでアプリケーションとしては、「RAG Frameworkが予め搭載されているnote.comとzenn.devのハイブリッド」がほしいなと思いました。 Dify + Notionでも達成できそうですが。

ぼくが考えるこのアプリケーションの進化系は、何か好き勝手に自分の思いを書き連ねるとAI Agentがどこからともなく登場して、そのAI Agentが別のAI Agentを用いてさらに別のAI Agentが……というようにして、思いをAI Agentに伝えるだけで成果物が勝手にできるグルメテーブルかけのようなひみつ道具を想定しています。

いろいろな企業はRAGですでにKnowledge Baseの統合およびChatbot化を行っていると思ったので、リハビリとしてやってみました。

Replit Agentの使い心地

Replit Agentは、「失礼を承知で聞くのですが、これってテストしましたか」と質問したくなるレベルのジュニアレベルエンジニアだなと思いました。ただし手はめっちゃ速くやる気はあるような感じです。

やる気があるのはいいのですが、こちらをテスターか何かだと思っているようで、ディレクションが困難です。「そんなとこまで指示しないとダメ?」とか「そこは言わなくてもわかってほしいな…」とか「時間かかってもいいから自分で考えてよ」とかそういうことを何度も思いました。

正直歴戦の戦士のようなAI Agentを想像するとあまりよくない気がします。

とはいえ

スクラッチで1時間でデプロイまで持っていきました。

内部的にはJavaScriptとPythonのFlaskを採用しています(ぼくが選んだわけではなくReplit Agentが勝手に選びました【他責】)

ふつうに動くのでこれはすごいなと思いました。でもこれで稼げるとかは難しそうに見えます。

読んでくれてありがとうございます。何かご意見あればコメントお願いします!!

思ったこと

企業はまずRAGで企業内のデータ資産を統合してChatbotにする必要がありそうです。Notionを使っているところは割とすぐ活用できそうというかすでにしてるように思えます。

紙からデジタルにDXしたように、DX後にChatbot化することによりAI Agentの道も拓けそうでした。

ただしこうした自社データを自分たちで管理できないLLMにわたすのは不安だと思うのでOSSのLLMなどを用いる必要がありそうに見えています。具体的にはLLMの学習領域に自社の顧客情報が入るのはまずいためです。

また、AI依存があまり進むと自分の頭で考えなくなるので非常に危険な気がしています。

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