Proxmox を8.1から8.2にアップグレードする

この記事は

Proxmoxを8.1.3から8.2.2にアップグレードしたときの手順。

Proxmox 8.1.3を使っていたが、Ubuntu24.04のLXCコンテナを作ろうとしたところ、サポート対象外と言われてエラーとなった。

エラーメッセージ

TASK ERROR: unable to create CT 118 - unsupported Ubuntu version '24.04'

Proxmoxを8.2にアップグレードしたら解消した。

なお、手順は有償版ではなく、無償のProxmoxをアップグレードした時のものである。

バックアップ

万が一のために、重要なVMイメージのみProxmoxのWebコンソールからバックアップを実行した。

アップグレード手順

アップグレードはProxmoxをホスティングしているサーバにログインして行う。この時、ProxmoxのWebコンソールから行ってはいけない。アップグレード中にコンソールが閉じてしまうためである。同様の理由、Proxmoxで実行中のVM経由でProxmoxサーバにログインしてもいけない。必ずProxmox外部のマシンから直接sshでProxmoxのサーバにログインすること。

以下、rootで作業を行う。

リポジトリ追加

以下のコマンドを実行する。

echo  "deb http://download.proxmox.com/debian/pve bookworm pve-no-subscription" | echo "deb http://download.proxmox.com/debian/pve bookworm pve-no-subscription" | tee /etc/apt/sources.list.d/pve-install-repo.list

GPGキーを追加

ProxmoxのGPGキーを取得して追加。

wget https://enterprise.proxmox.com/debian/proxmox-release-bookworm.gpg -O /etc/apt/trusted.gpg.d/proxmox-release-bookworm.gpg

パッケージを更新

aptコマンドを実行してパッケージを更新する。

apt update
apt -y dist-upgrade

再起動

最後にrebootして完了。

reboot