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ProxmoxでNFS上にVMを作成する際のエラー対処

2024/11/30に公開

この記事は

ProxmoxのストレージにNFSを使用しています。そのストレージ上にVMを作成する際にエラーとなりました。その解決方法です。

エラーの内容

VM作成実行開始して数分後、以下のようなエラーとなりました。

エラーの内容

Formatting '/mnt/pve/nfs/images/123/vm-123-disk-0.qcow2', fmt=qcow2 cluster_size=65536 extended_l2=off preallocation=metadata compression_type=zlib size=429496729600 lazy_refcounts=off refcount_bits=16
TASK ERROR: unable to create VM 123 - unable to create image: 'storage-nfs'-locked command timed out - aborting

仮装ディスクのフォーマット時のエラーのようです。400GByteという大きなディスクを作成しようとしたせいでしょうか。

対処方法

pvesm statusを実行し、ストレージの一覧を表示します。

root@pve:~# pvesm status
Name             Type     Status           Total            Used       Available        %
local             dir     active        98497780        61979268        31468964   62.92%
local-lvm     lvmthin     active      1793077248       486103241      1306974006   27.11%
nfs               nfs     active      3844550656       870564864      2778618624   22.64%

TypeがnfsになっているストレージのNameを確認します。ここでは名前もnfsです。そのストレージに対してpreallocationoffにします。

root@pve:~# pvesm set nfs --preallocation off

これを行うことで上手く行きました。これを行うとVM作成時に予めディスク容量を確保しなくなるようです。VM作成が一瞬で終わるようになりました。VMのディスク書き込みは遅くなるかもしれませんがVMが作成できたのでよしとします。

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