ProxmoxでVMのディスクサイズを拡張する(Windows11編)
この記事は
ProxmoxのゲストOSとして構築したWindows11 VMのディスクサイズを後から大きくする方法です。
32GByteで作成したディスクを96GByteに拡張する例です。OS上で見るとこうなっています。
エクスプローラー
Proxmox上ではこう見えます。
Proxmox
これを96GByteに拡張してみます。
やり方
Proxmox上でリサイズ
VMを一旦シャットダウンします。Proxmox上で拡張したいディスクを選択し、「ディスクの動作」メニューから「リサイズ」を実行します。
リサイズメニューを呼び出す
増やしたいディスクのサイズを入力します。
無事リサイズされると以下のようになりました。
拡張後
OS上で確認
VMを起動し、エクスプローラーからディスクサイズを確認すると、以下のように32GByteのままサイズが変わっていません。
ディスクサイズが増えてない
「ディスクの管理」からパーティションの状態を見てみましょう。タスクバーのWindowsアイコンを右クリックすると以下のメニューが出ます。「ディスクの管理」クリックします。
すると以下のように、ディスクの後ろに未割当ての64GByteの領域が存在します。
ディスクの最後に未割当て領域
この領域をCドライブと結合する必要があります。ただし結合可能なのは隣り合った領域のみです。間に挟まれている685MBの回復パーティションが邪魔です。
パーティションを移動する
回復パーティションをディスクの一番後ろに移動して未割当て領域をCドライブの隣に持ってきます。今回は無料の「Partition Assistant Standard版」というソフトを使うことにします。
インストールし起動すると以下のような画面が表示されます。
回復パーティションを選択し「パーティションをリサイズ/移動」をクリックすると以下の画面が表示されます。そこでパーティションの絵をドラッグして以下のように一番後ろまでドラッグします。
元の画面に戻って「適用」をクリックし、いくつかの質問にデフォルトで答えていくと、パーティションが移動して以下のようになります。
回復パーティションが一番後ろに移動
パーティションを結合する
「ディスクの管理」でCドライブを右クリックし、「ボリュームの拡張」を実行します。
割当て可能な領域をすべて割り当てます。
すると以下のようにパーティションが結合されて大きくなりました。
Cドライブが拡大
エクスプローラーから見ても空き容量が増えています。
完成
おしまい。
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